2016年6月23日木曜日

別格

美空ひばりの、

アナザーストーリー

という番組を見た。

彼女が亡くなったのが、
平成元年。

もう四半世紀にもなるのに、

ちっとも色褪せない。

昭和の大スターといえば、

他にも石原裕次郎なんかがいるけど、

彼女の輝きは別格だと思う。

番組は、

最後のステージとなった、

九州・小倉でのコンサートの、

カセット録音テープが紹介されていた。

MCはとっても苦しそうで、

ステージの椅子に座ったりしてるんだけど、

歌になると別人のようになる。

でも、

袖に引っ込むや否や、

倒れこむようだったらしい。

そのステージの最後は、

川の流れのように

あの歌、

亡くなる数か月前に発売されて、

ステージで歌った回数は何度もなかったという。

おまけに、

最初は別の曲がシングル発売の予定だったとか。

それが、

昭和天皇が死んで、

多分それが影響したんだろう。

彼女が強く、

川の流れ、

をシングルにすると主張したらしい。

私の人生みたいだと。

それが今や、

彼女を代表する名曲として知られている。

実に実に、

不思議な巡り合わせを生きた人だ。

彼女の享年52歳。

やれやれ。

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