職場の椅子代わりに、
バランスボールを使うようになって、
だいたい一か月たった。
座っていることは苦痛でもなんでもないけど、
帰宅する道すがら、
ほどよい疲れを大腿部あたりに感じ、
ちょうど良い効果があると、
大満足していた。
先日の連休が明けて、
出社してみると、
まいボールが、
休憩室に転がっていた。
誰かが使ったのだろうと、
自分の席に戻そうとすると、
上司が、
それ止めといて、
と来た。
なんでですか?
別に遊んでるわけじゃないんですけど?
と抵抗すると、
しぶしぶ事情を説明しだした。
なんでも、
ぼくが休みの時に、
来て間がない派遣社員の女性が、
それを使い出したというのだ。
別の上司がそれを見とがめた。
ロクに仕事もできないのに。
ぼくが正義の男だったら、
食い下がっただろうけど、
なぜかその気持ち、
少しわかっちゃった。
彼女がバランスボールに座って仕事しているのを、
ぼくも一度目にしたことがあり、
その時、
一瞬ではあるが、
似たような感情を覚えたからだ。
ぼくはオッケーだけど、
あなたは仕事が未熟だから、
バランスボールは駄目です、
とはその上司も言いにくいので、
一切禁止になってしまったのだ。
まるで学校みたい。
高校生のぼくだったら、
徹底抗戦してただろうけど。
でも、
このまま泣き寝入りする気もない。
ぼくなりの対抗手段を考え中なんだよ。
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