2019年11月29日金曜日

遺志

30日は親父の13回忌だ。

あーそんなになるのか、

と言うのが率直な感想。

親父が亡くなる直前、

僕は酒を辞めた。

復職して最初のボーナスが出た日、

入院していた病院に行って報告した。

もう親父はかなり弱っていて、

ほとんど喋れなかった。

でも僕が報告すると、

ベッドの上で両手を上げて拍手してくれた。

死ぬ直前に何とか立ち直る兆しを見せられて良かった。

その親父の最後の願いが、

お袋を頼むだった。

親父と入れ替わるように僕は実家に戻り、

以来ずっとお袋と暮らしてきた。

一応親父との約束を守っているつもりだ。

この間、

1日たりとも親父のことを思い出さない日はない。

ちょっと盛っているけど笑

まぁでも大体思い出すな。

親父ならどうするだろう。

親父なら何と言うのかな。

そう問いかけ続けた。

72歳で逝った親父には。

もうすこし、

せめて80歳まで生きていて欲しかった。

でも最後の瞬間を見届けられた僕は幸せかもしれない。

最後の呼吸をするまで、

懸命に生きようとした姿は忘れようがない。

何を考えて闘っていたのかは聞けなかったけど、

その姿は一生僕の指針になるだろう。

これからも親父と会話を続けながら生きていくだろう。

●金曜日に元町に参ります。よろしくお願いします。

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