2019年9月30日月曜日

退社

職場の先輩が退職した。

僕より3歳上。

定年ではなく、

父親の介護のためだという。

温厚な性格ながら仕事には厳しく、

若手の多くが鍛えられた。

職場の状況からいえば、

何が何でも残って欲しかったけど、

本人の意志は固く、

翻意することはなかった。

若手は皆惜しみ、

感謝の言葉を並べた。

事情はともかくサラリーマン人生の終わり方として、

これは理想的だと思った。

大方の人はやめ時を逃し、

どっか変わらない部署に異動して、

いつの間にかやめていることが多い。

惜しまれながら感謝されながら去る。

羨ましいと思った。

とはいえ会社というのは、

もう翌日からはその人はいなかったかのように、

日々の仕事をこなしていかねばならない。

僕もまた残ったメンバーでどうダイヤを作るか、

すでにそのことに心は移っている。

感傷に浸っている間はない。

誰がいなくなっても部署としての力を落とすことは許されないのだ。


2019年9月27日金曜日

総理

先日のレイトショーは、

三谷幸喜の「記憶にございません」

横暴な答弁で人気最悪の総理が、

記憶喪失になるというアイデアは面白そうだったが、

見てみたら案外面白くなかった。

登場人物が少ないのは、

舞台出身の監督だからだろうが、

それが政治というテーマと相性が悪いように思った。

ストーリーは理解できるし、

ここで笑わせようという意図もわかる。

面白くないのは、

記憶喪失の総理がバレないように危機を乗り切る部分で、

ハラハラがなかったからかも知らない。

なんとなくなんとか切り抜けてしまう、

そこが甘いと感じた。

それと、

不人気だったという記憶喪失以前の総理の姿がほとんど出てこない部分。

もっと次から次へと起きる難題を、

側近が必死で乗り切る、

そんなストーリーが欲しかった。

きわめつけは最後の部分。

結局総理は実は途中で記憶を取り戻していたのだが、

ある理由からそれを隠していたというオチが、

効いていない。

僕的には、

絶体絶命に側近が追い込まれ、

そこでついに総理が実は記憶が戻っていた的な、

カタルシスが欲しいのに、

なんとなく種明かしされて終わりというのが物足りない。

題材はいいんだけど、

脚本が生煮えのまま映画にしちゃった感。

というか、

やっぱり三谷幸喜は舞台の人。

密室的なのはうまいけど、

政治のような大勢の人間を動かすのは、

苦手なのかもしれない。

2019年9月24日火曜日

突然

僕は、

これと思ったものについては、

割としつこく続けるところがある。

例えば、

ヨガ式の鼻うがいについては七年ぐらい毎日続けた。

でも、

突然飽きて、

さっぱりやらなくなる。

鼻うがいのきっかけは、

水道水でやっていた人が脳の病気になったとか、

そんなニュースがあったからと言いたいが、

それは多分後付けの理由。

とにかく何年も毎日続けておいて、

すっと止める傾向がある。

最近では腹筋ローラーが危ない。

これも5年は毎日続けたけれど、

ここ数週間はほとんどやっていない。

理由は定かではないが、

おそらくゴルフを始めて、

なんとなく遠のいている。

鼻うがいも腹筋ローラーも、

効き目を実感していながらなぜ?

自分でも不思議だ。

2019年9月22日日曜日

新調

ラグビーW杯が始まって、

2試合をテレビで見た。

日本戦とニュージーランド戦。

開幕ゲームの日本は、

あれほどの大男があんなにもガチガチになるんだなぁ、

W杯のしかも地元開催の重圧を感じた。

ところでラグビーも、

東京五輪も現地観戦は諦めた。

抽選に外れ、

ツアーはあるけど、

お高いしねぇ。

それなら逆に、

というわけで、

これを機会に10数年ぶりにテレビを新調します。

現在最高の画質で五輪をテレビ桟敷で見ることにしました。

僕はテレビっ子だし、

母も喜んでおります。

入荷が待ち遠しいです。

2019年9月20日金曜日

合掌

会社の後輩が昨日、

会社の裏手で交通事故に遭って死んだ。

帰宅途中の午後6時50分、

歩道橋にいたところにタクシーが突っ込んできたらしい。

49歳。

面識はある程度の関わりだけど、

真面目で温厚な男だったと記憶する。

身近な、

それも僕より年下の突然の訃報に言葉もない。

あんなところで車が突っ込んでくるなんて、

想像もできない。

残された家族の思い。

何よりその瞬間彼は何を思ったのか。

あまりに突然の人生の終わり。

やりきれない思いだけが残る。

合掌。


2019年9月19日木曜日

十年

ようやく秋めいてきましたな。

お元気ですか。

今日は休みのルーティン。

ゴルフの練習に歌のレッスン。

以上。

いずれも、

やるたびに課題が見つかって、

それをどうするか考えて、

自主練して、

それでも出来なくて、

出来たと思っても、

本番ではダメで。

落ち込んで、

何くそと立ち上がって、

また練習して。

ひらすらその繰り返しです。

歌なんかもう12年そんなことばかりです。

でもいまだに大したことにはなっていない。

石の上にも3年なんていうけど、

僕の場合はとりあえず10年かなと思ってます。

何かを身につけるにはそれぐらいかかる。

仕事も同じ。

蝸牛には蝸牛なりの生き方がある。

ようやく納得できている日々です。

明日もゴルフに歌に頑張ります。

2019年9月17日火曜日

蝸牛

僕は元来飽きっぽい性格だ。

子供の頃は典型的な三日坊主。

習い事も日記も勉強も、

やるぞと意気込んでも上手くいかないとあっさり諦める。

すぐに上達を欲しがった。

すぐに自分には才能がない、

向いてないんだと決めつけた。

才能のある人なんてほんの一握りなのに、

自分には何か才能のあることが他にあるはずだと思った。

そんなもの何もないのに。

大人になって少し変わった。

歌の練習は毎日かれこれ10年以上続けているし、

ゴルフも毎日少しずつだけど続いている。

何事も一朝一夕にはものにならない。

自分には才能がない。

だけど続けてさえいれば蝸牛のようであっても、

前には進む。

全然進まない時期がずっと何年も続いても、

諦めたら終わりだと思えるようになった。

そんな変化が生まれたのは、

酒をやめたことが大きい。

かれこれ12年やめ続けて、

継続することの大切さを身にしみて思い知った。

とは言え、

やりかけて止めることは今もあるけど、

諦めないことができたのは断酒の教訓が大きい。

自分を変えてくれた。

感謝している。

2019年9月14日土曜日

会話

母は最近、

週一、

金曜日に公民館の体操教室に通っている。

本日がその金曜日。

母、

行きだしたらなぁ休みたくないねんな。

でもな、

もう一日早く木曜日やったらいいのに。

僕、

木曜日って、

土日も関係ない生活なんやから変わらへんやん。

そやな。

82歳母の本日の一言でした。


2019年9月13日金曜日

修正

連休明けで出社したら、

ダイヤの付け間違い発覚。

それも2カ所。

これだよな。

自分で点検して、

第3者にもチェックしてもらって配ったのに、

それでも起きる。

まぁまぁ複雑なんでね。

対処しないといけないんだけど、

何しろギリギリでつけているもので、

あちらをいじればこちらが破綻。

で、

手っ取り早いのが休みを取り上げること。

本当に申し訳ないんだけど。

こんな時、

日頃の人間関係が大事だ。

こいつなら、

という人間に目星をつけて、

ひたすらお願いする。

2人とも快く休みを返上してくれた。

本当に助かった。

次の月は少し軽めの勤務をつけることにしよう。

まぁ僕の失敗なんだけど、

救いは商品に傷をつけたわけではないこと。

ぶっちゃけ内部の問題なんで、

ミスがあっても顧客に迷惑をかけることはない。

そこは本当に救い。

ミスはない方がいいけど、

やらかしても大事に至らないミスと絶対にやっちゃいけないミスがある。

でも、

毎月これでは困る。

幸いミスった原因ははっきりしているので、

今度からは気をつけます。

繰り返すけど、

本当に気持ちよくお願いを聞いてくれて助かった。

2019年9月11日水曜日

一息

それにしても暑いなぁ。

8月はしょうがないけど、

9月になっても連日の猛暑日。

あと少しの辛抱だ。

10月のダイヤ作りも済んで、

今日明日は連休。

ゴルフの練習に映画。

まぁいつもの休日を過ごしました。

もちろん歌の練習は忘れてません。

もう少し涼しくなったらドライブもしたいな。

で、

冬になったら是非ソロキャンプをしたいものです。

てな具合だと、

あっという間に今年も終わるんだろうな。

最近はなんだかんだ忙しくて、

いよいよ一年があっという間。

まぁ充実してるってことなんでしょうね。

2019年9月9日月曜日

共演

タランティーノの新作を観た。

ワンスアポンナタイムインハリウッド。

ディカプリオとブラピが初共演している。

そそられるよね。

タランティーノってキルビルぐらいしか観た記憶ないけど。

1970年代のハリウッドで起きたシャロンテート事件を題材にしている。

まず、

カット割が非常に凝っていた。

始まるや否や、

監督のこだわり満載の作品であることはすぐにわかった。



売らんがためではなく、

監督が純粋に撮りたい映画。

ただ、

それぞれの場面は面白いんだけど、

全体としてのまとまりは乏しい。

ずっとコメディーというか、

独特の演出で進むけど最後の場面は怖かった。

ストーリーを説明できる映画じゃない。

ただ思ったのは、

昔の大河で龍馬伝にはまっていたころ、

龍馬がこのまま死なないで、

来年もずっと続けばいいのにと思ったことを思い出した。

それぐらいしか言えないけど、

とにかく旨味たっぷりの作品であることは間違いない。

映画ファンなら見逃せないな。

あと、

ブラピがやたらかっこいい。


2019年9月5日木曜日

充実

最近忙しい。

仕事のある1日は最近こんな感じだ。

起きたら出勤前に近所のゴルフ練習場に行く。

と言っても30分が限度。

帰ってきたらギターを少々。

会社ではあっという間に時間が過ぎて、

タクシーで帰宅すると大体1時前。

風呂に入って発声練習。

そしてビデオを1.3倍速で見て、

最後にクラシックを少し聞いて眠る。

これを充実というのだろう。

休みの今日も歌のレッスンとゴルフ練習で終わった。

映画を観る時間もままならない。

いつまで続くことやら。

10月の勤務ダイヤも作らないと。

時々何をやっているのかわからなくなることがある。

頭が飽和しているのかしらん。

いつまで続くかわからないけど、

まぁこう言う時期もあるんでしょう。

とにかく頑張ります。

●木曜日に元町に参ります。よろしくお願いします。

2019年9月3日火曜日

親心

職場の新体制が本格的にスタートした。

先日まで研修していた新人さんも自分の席に座り、

総勢も増えた。

不安とやる気がないまぜになった空気がフロアに充満する。

僕もほぼ10日ぶりに元の仕事に戻り、

新しくなった直属のメンバーの仕事ぶりを見る。

昔のクラスで言う席替えですな。

慣れない仕事、

慣れない隣近所。

でもみんな真面目に真剣に仕事してくれている。

子会社で給料も安いのに、

よく頑張るなぁと感心する。

そりゃ会社も彼らを増やそうとするわな。

でもずーっと心配しているのは、

彼らには労働組合がないと言うことだ。

つまり賃上げ交渉ができない。

全て会社の思うがまま。

独身ならともかく、

結婚していたら共働きでなきゃ無理。

これでは将来の展望も立てようがないだろう。

だから僕は彼らに言っている。

もし、

本当にやりたいことがあるなら、

思い切ってそちらにチャレンジしろと。

こんな安月給で使われて、

貴重な30代40代を過ごすなと。

飲みに行く時間があれば勉強しろと。

でも彼らは飲みに言っちゃうんだよな。

かなりのペースで。

その時間が無意味だとは言わないけど、

今こそ自分にたくさんの栄養を与えてあげる時期なのに。

と今の僕は思う。

酒なんて40歳ぐらいから飲み始めればいいのに。

でも酒場で高い酒を無理して飲んで、

そこで得たものを貴重だと思うんだよな。

でもそんなもの、

自分が何者かに慣れば後からついてくるんだよ。

飲む金があれば本を読めよ。

自分に投資しろよ。

職場的には彼らに辞められたら一大事なんだけど、

ついそう言ってあげたくなる。

兎にも角にも、

若い彼らを安月給で使おうと言う会社に腹が立って仕方がない。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...