2016年12月10日土曜日

命日

9日は親父の命日だった。

8年になる。

人がまさに死にゆく様に立ち会ったのは、

あの時限りだ。

ということもあるだろう。

未だにあの数日間のことは、

しょっちゅう思い出す。

よくドラマなんかで、

お父さんが生きてたら何て言ったかねぇ、

なんて場面があるけど、

それに似たことを感じることが、

最近増えてきたように思う。

あるいは、

あの時親父は、

こんな風に考えてたのかなと、

思って見たり。

親父がまだ元気だった頃、

外車のオープンカーを買いたいと言い出したことがある。

最後はこういうのに乗って見たいんや。

そう言って、

ディーラーに付き合った。

似合わないからやめときなと、

普通の外車にしたんだけど、

なんとなく気持ちわかるわぁ。

親父の夢を、

また叶えてやろうか、

なんて思ったり。

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