2016年12月6日火曜日

照明

大学生になった時に買った、

照明器具が今でも僕の自室にある。

泡ガラスを折り曲げあって、

形は三角錐をしている。

電球を灯すと、

淡い光がぼーっとついて、

下宿の四畳半で、

これだけ付けて、

一人夜な夜な酒を飲んでいた。

当時から、

蛍光灯ののっぺりした白い光は嫌いだった。

今日のプロフェッショナルは、

照明デザイナー。

明かり一つで、

空間を異世界にしてしまう。

京都の料亭の照明設計は見事だった。

暗くて落ち着くけど、

料理は適度に照らす。

LEDを使えば、

本当に自由自在に光を操れるんだなと感心しきり。

人は明かりより闇を好む、

みたいなことを言っていたけど、

全くその通りだと思う。



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