2019年10月29日火曜日

再会

久々に本の紹介をしよう。


朝倉かすみの平場の月。

主人公は僕らと同年代の男女。

共に同級生なんだけど、

離婚や色々人生の苦労を味わってきた。

二人が何十年かぶりに再会する。

接近するようなしないような、

じわじわと時を埋めていく。

でも、

二人を試練が襲う。

未来が見えなかった若い頃に出会った二人が、

もう未来が見えてしまった頃に再会時に、

過去があるからこそ臆病になり警戒し、

人生に半ば諦めながら、

それでも互いに頼りたくなる。

絶妙な距離感の描写がいい。

汚れちまった大人の純愛。

久々に一気読みした。

同年代の人におすすめしたい。

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