2017年9月9日土曜日

座席

やっと見つけた列車番号。

信じてホームへ向かった。

ホームにはピクニックのように大勢がシートを広げて列車待ちしていた。

何号車で待とうか?

チケットには記載はない。

列車は20両あって、

車両間の移動ができないと、

ガイドブックに書いてある。

どこで待てばいいの?

人に聞いても、

あっちじゃない?

と信用できない。

とにかく日本じゃお目にかかったことのない状況だ。

と言ってる間に列車が来ちゃった。

12582番。

列車番号は合ってる。

問題はどの号車かだ。

とりあえず目の前のに乗ってみて気づいた。

僕の車両はエアコン付きだ。

この車両は扇風機だけだ。

窓が開かない車両を探そう。

ずーっと探すとあった。

しかも座席番号らしきものが書いてある。

僕のは19番。

それらしいのに乗って座った。

やれやれ。

しばらくして若者2人がそこは僕らの席だと言って来た。

やっちまったか!

2人に僕のチケットを見せると、

こっちだと、

僕のキャリーバッグを持ってズンズン進んで行く。

もう信じるしかない。

そして正しい19番にたどり着いた。

若者は、

グッナイ!

と言って戻って行った。

嬉しかったよ。

マジで。



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