福井県のマンションの前には、
ゴルフ練習場があって、
クラブを何本か持っては、
しょっちゅう通っていた。
そのころ、
練習場の有線でしょっちゅうかかっていたのが、
シャ乱Qのシングルベッド。
声帯を失うことがどれほど辛いか、
歌手の端くれ、
というより、
一人のおっさんとして想像してみる。
シャ乱Qは、
大阪出身のバンドということもあって、
ラーメン大好き小池さんで、
何かのコンテストで優勝した時から知っている。
上京物語でデビューしたけど、
一線に躍り出たのは、
このシングルベッドだった。
この曲を聞くと、
あの練習場と、
福井で暮らした日々が、
鮮やかによみがえる。
そして今、
ダブルベッドで独り寝をする日々。
早く忘れるはずの あの時の別れを
あの時のメロディーが思い出させる
人生山アリ谷アリ。
いい歌やね。
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