2015年10月27日火曜日

消滅

アンコール遺跡についての、
先日のNスペはとても面白かった。

遺跡だけ残っている、
いわゆる謎の文明なんだけど、
アンコールが栄えたのは、
日本でいうところの、
鎌倉〜室町にかけてなんだとか。

紀元前とかじゃなく、
比較的最近ですよ。

その都市規模は、
当時としては世界最大で、
東京23区ぐらいのエリアに、
100万人が暮らしてたと、

確かそんな具合だった。

高度な水利システムを備え、
雨季と乾季があるにもかかわらず、
年中米を作り、
三毛作とか四毛作をしていたらしい。

ところが今は、
森林に飲み尽くされてしまっている。

ご承知の通り。

なぜか滅びたわけだ。

その理由がわからないんだそうだ。

最大の理由は、
文字の記録がほとんどないこと。

インカもそうだけど、
文字を持たないと、
持ってても、
記録して残さないと、
たった数百年前のことでも、
たちまち歴史の闇に消えてしまう。

人間は、
未来はわからないけど過去はわかると思っているけど、
実は未来と同じように過去もわからないのだ。

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