2015年11月10日火曜日

畜産

今日のプロフェッショナルは、
日本一の畜産農家だった。

出産から30か月、
精魂込めて育て上げた牛が、
売られていく。

日本一、
世界一の霜降り肉になるために。

こんなに矛盾した職業があるだろうか?

牛は野菜じゃないだろ。

人に食べられることがわかってて、
あれほど愛情込めて育てるなんて。

尊い仕事だと思う。

なくてはならない仕事だと。

でも、
あそこまで牛の身になって考え、
育て上げるのが、
あの霜降りのためだと思うと。

軽々しく言うべきではないだろう。

ぼくはずっと謎に思っている。

番組で彼は、
生まれ変わっても牛飼いになると言い切った。

最高の仕事ですと。

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