子供の頃、
日本人が好きなものは、
巨人・大鵬・卵焼き
だった。
日本人が嫌いなものは、
江川・ピーマン・北の湖
だった。
これは我が友が考えたのだけれど。
それほどみんなが嫌いだった北の湖が死んだ。
62歳。
彼こそまさに、
相撲取りになるために生まれてきた男だった。
小学校の成績オール1
中学生で角界に入り、
21歳で横綱になった。
勝ってもブスッと。
たまに負けてもブスッと。
口数少なく、
ましてやインタビューで笑うことなどなかった。
あまりに強すぎて、
負けるとみんなが喜んだ。
朝青龍などとは違う意味で悪童だった。
外見も内面も、
あれほど相撲取りらしい相撲取りは、
もう出てこないだろう。
合掌
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