2015年7月26日日曜日

姿勢

帰りの電車から降りるため、
席を立とうと、

フト前を見たら、

座っている男性が、
ガラケーを楽器のように構えている。




















一瞬、
何をしているのか分からなかった。

でも、
この男性、
大阪駅で白い杖をついて入って来た人だと気づき、
合点がいった。

メールを打っていたのだ。

とにかく、
液晶画面を自分と反対がわに向け、
携帯のボタンを探りながら、
文字を打ってるのは確かだった。

なぜ、
そのような姿勢でないといけないのか。

たぶん、
必然なのだと思う。

それに、
メールの返事はどう読むのだろう?

読み上げソフトがあるのだろうか?

そもそも、
電話をしたらいいじゃないか?

電車内だから?

いろんなことが、
一瞬で頭の中をダーッとよぎり、
思わず写真をとってしまった。

どうせ、
この人は写真をとっても分からないだろうと、
その時ぼくは思ったわけではなかったが、
あとから考えると、
そうだったのかもしれない。

ごめんなさい。

でも、
単純に驚いたのです。

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