2017年2月18日土曜日

間諜

スノーデンって、

知ってはいるけど、

良くは知らない的人物。

オリバーストーンのスノーデンは、

そこがクリアになる映画だった。

アメリカは、

ネットのあらゆる情報を傍受していて、

ある人物を調べたいとすると、

その名前を検索するだけで、

メールの中身から口座情報まで、

知ることができるというもの。

これからは、

防犯カメラと画像認識技術が結びついて、

その人物がどこで何をしているのかも、

ほぼ捕捉できるようになるんじゃないかな。

まぁ、

僕なんか鷹揚だから、

知られて困る個人情報なんて別にないと思っているけど、

それはまだ、

政府をある程度信じているからであって、

悪意を持ってこうしたシステムが使われるようになったら、

個人の生活は途端に窮屈になるだろう。

スノーデンは、

アメリカの暗部を公表し、

追われてロシアで暮らす。

悪者を退治するためだとしても、

許してはいけない一線がある。

この点は、

とても大事なことだ。

街中が防犯カメラだらけになることが、

薄気味悪いと思う感覚は、

きっと正しい。


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