2017年2月27日月曜日

劇場

火花、

に次ぐ又吉の第二作は、

劇場、

と言うらしい。

ちょうど火花が文庫化され、

今日はNスペで特集されてた。

すごい前宣伝だ。

火花は290万部売れているらしい。

出版不況をものともしない、

貴重な作家がもう一人いた。

賞をとったり偉業を成し遂げたりした人の、

それまでの軌跡を知ったり、

話していることを聞いたりすると、

あ、

こりゃ俺なんか足元にも及ばんわ、

と思ってしまうけど、

人はそれぞれ固有の人生を歩んできているわけで、

俗に言う、

誰でも一作は小説が書ける、

それぐらいの経験は誰もが持っている。

文章力というのは、

努力すればいくらでも身につく。

んじゃないかと思う。

多分、

小説が売れるために必要なのは、

読者の共感が得られるかどうかではないのか。

そういう意味では、

何か特殊な経験をするということより、

あんまし他人と違わない人生を、

いかに独自の視点で見つめ直すか、

ということが重要なのかもしれない。

あくまで売れる小説を書くためには。

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