2017年2月25日土曜日

微笑

ラ・ラ・ランド観て来た。

結論から言うと、

良い映画だし、

観るなら映画館で観るべき作品だと思った。

平日の午後だったけど、

お年寄りを中心にほぼ満席だった。

そもそも、

この監督の初監督作品セッションが驚きの傑作で、

この2作目も傑作の誉れ高く、

アカデミー14部門ノミネートされており、

我が心のハードルは世界新記録並みに高くなっていた。

そう言う意味では、

そのハードルを超えたとは言い難い。

ストーリーが月並みすぎる。

ーーーーーネタバレありーーーーー

夢を追うジャズピアニストと女優の卵が恋に落ち、

先にピアニストがミュージシャンとして売れるけど、

それは彼が本当にやりたい音楽ではなく、

おまけにツアーばかりで彼女とすれ違い。

破局、

の矢先で今度は彼女に追い風が吹き、

オーディションに合格してフランスに渡ることになる。

二人はとりあえずよりを戻すけど、

先のことはわかんないね、

なんて言ってたら、

5年後には彼女は売れっ子女優になって、

別の男と結婚し子供までいる。

彼は夢のジャズバーを開く。

そのバーのロゴは、

彼女がかつて考えてくれたものだった、、、

そのバーに夫と訪れる彼女。

目があう二人。

懐かしの曲をピアノで弾く元彼。

救いは店での別れ際、

互いに微笑むこと。

セッションではラスト数分がすごかったけど、

この作品では冒頭がすごかった。

高速道路上での長回し。

でも、

ミュージカル的雰囲気は終盤になればなるほど薄れ、

凡庸なラブストーリーになってしまったように思う。

映画的技巧や音楽はすごいと思ったけど、

いかんせんストーリーが、、、

後味が悪くないのは救い。

隣の席の女性は、

終盤ずっと泣いてたけど。



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