行方不明の男児を発見して、
一躍有名になった大分の78歳尾畠さん。
当初は一体何者?
という感じだったが、
次第に長年被災地のボランディアに携わる凄い人だと分かり、
一躍時の人になった。
情熱大陸が放っておくわけもなく、
今日取り上げていた。
家の中も車の中もぐちゃぐちゃだけど、
確かにやっていることは素晴らしい。
ボランティアの鑑だともいえる。
家が貧乏でろくに学校に行けず、
その後は鮮魚店の修行を10年して自分の店を持った。
ボランティアのきっかけは、
趣味の登山で登山道整備を始めたのがきっかけとか。
65歳で引退すると、
ボランティア一筋になった。
生活資金は年金のみ。
ボランティア絡みの報酬はもちろん一切受け取らない。
全て手弁当。
講演の依頼は全部断る。
世の中のためになりたいという、
初心が崩れるのが怖いからだそうだ。
プロボランティア的な感じは微塵もなく、
ひたすら与えられた作業に取り組む。
もう教科書に載ってもおかしくないように思った。
こんな人はひょっとしたら日本にたくさんいるのかもしれない。
たまたま行方不明児を見つけただけで、
名もなき善意の塊のような人がきっといるのだろう。
そのことを忘れてはいけないと思う。
今日見たドラマ「乱反射」で、
想像力の射程という言葉があった。
ある事象に対してどこまで想像力を広げることができるか。
目の前のことだけじゃなく、
どこまで想像できるか。
自分のことで精一杯な世の中で、
そういう視点はとても大切なものだ。
そして何より行動すること。
近頃読んだ本にはこういう一節もあった。
金がないから出来ないという人は、
金があっても出来ない。
あとこういうのもあった。
先が分からないことを恐れない強さが大切。
そうなんだよ。
全くそうなんだよ。
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