2018年9月24日月曜日

行動

行方不明の男児を発見して、

一躍有名になった大分の78歳尾畠さん。

当初は一体何者?

という感じだったが、

次第に長年被災地のボランディアに携わる凄い人だと分かり、

一躍時の人になった。

情熱大陸が放っておくわけもなく、

今日取り上げていた。

家の中も車の中もぐちゃぐちゃだけど、

確かにやっていることは素晴らしい。

ボランティアの鑑だともいえる。

家が貧乏でろくに学校に行けず、

その後は鮮魚店の修行を10年して自分の店を持った。

ボランティアのきっかけは、

趣味の登山で登山道整備を始めたのがきっかけとか。

65歳で引退すると、

ボランティア一筋になった。

生活資金は年金のみ。

ボランティア絡みの報酬はもちろん一切受け取らない。

全て手弁当。

講演の依頼は全部断る。

世の中のためになりたいという、

初心が崩れるのが怖いからだそうだ。

プロボランティア的な感じは微塵もなく、

ひたすら与えられた作業に取り組む。

もう教科書に載ってもおかしくないように思った。

こんな人はひょっとしたら日本にたくさんいるのかもしれない。

たまたま行方不明児を見つけただけで、

名もなき善意の塊のような人がきっといるのだろう。

そのことを忘れてはいけないと思う。

今日見たドラマ「乱反射」で、

想像力の射程という言葉があった。

ある事象に対してどこまで想像力を広げることができるか。

目の前のことだけじゃなく、

どこまで想像できるか。

自分のことで精一杯な世の中で、

そういう視点はとても大切なものだ。

そして何より行動すること。

近頃読んだ本にはこういう一節もあった。

金がないから出来ないという人は、

金があっても出来ない。

あとこういうのもあった。

先が分からないことを恐れない強さが大切。

そうなんだよ。

全くそうなんだよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...