2018年9月17日月曜日

人生

樹木希林さんが亡くなった。

全身ガンだとカミングアウトして数年。

特にここ数年の存在感は、

高齢化社会の生き方の指標みたいな感じで、

独特の存在感を放っていた。

あん、

万引き家族、、、

最近観た映画でも、

圧倒的な印象を残した。

いわゆる大女優ではない。

どちらかといえば怪優?

演技が上手いというタイプではなく、

存在感がすごかった。

なんせ20代にして老け役をやったのだ。

寺内貫太郎一家。

若い人にはわからないだろう。

郷ひろみとの林檎殺人事件もあった。

内田裕也との特殊な夫婦関係といい、

女優と一人の確固とした生き方を貫いた女性。

全身ガンと公表してからは、

泰然とした死への向かい方が注目を集めた。

最後の最後まで映画やメディアに出演していたのも、

突然の訃報に驚きを与えた。

正直、

この人本当に全身ガンなの?

なんて思わされるほど最後の最後まで自在に生きた。

自然体を貫くって本当に難しいと思うのだが、

飄々と受け止めてそよ風のように逝った。

若い人へのメッセージも印象深い。

実に格好がいい女性だった。

ちなみに遺作は今秋公開の、

日々是好日だそうだ。

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