2014年10月2日木曜日

地獄

噴火した時の御岳山の山頂付近は、
地獄絵のようだったらしい。
頭や背中に噴石の雨、無数の打撲痕…御嶽山
2014年10月1日11時9分 読売新聞 遺体の状況から、多くの人が噴石の直撃によって亡くなった可能性が高いことが明らかになった御嶽山おんたけさんの噴火。 死亡確認に当たった医師らの証言からは、深手を負い、懸命に生きようとした登山者たちの姿も浮かぶ。雨のように噴石が降る中、負傷者の多くも身をかばい、後頭部や背中にけがを負った。山頂付近の現場には、今もまだ、多くの人が倒れたままだ。 ■「想像絶する状況」 複数の人を調べた医師は、長野県警から「ほぼ灰に埋もれていた」と説明を受けたという。骨が粉々になっていたり、無数の打撲痕があったりしており、その損傷部位から、医師は「逃げる途中で噴石に当たって亡くなり、その後、灰に埋まった方がほとんどではないか」と分析する。 別の医師によると、体はいずれも損傷が激しく、様々な状況下で亡くなったことが推察された。噴石で致命傷を負いながら山小屋に逃げ込んだものの、そこで力尽きた人、携帯電話を手にしたまま亡くなっていた人、リュックを抱えて息絶えていた人――。医師は「想像を絶する状況だったのだろう」と推し量った。 ■山を背に下山 大けがを負った登山者たちを治療した医師の証言からも、噴石の恐ろしさがうかがえる。 「負傷者は山を背にして下山したため、負傷部位は背中が中心。複数の部位を骨折しているのは、噴石の衝撃のためだ」。災害派遣医療チーム(DMAT)のスタッフとして治療にあたった長野赤十字病院(長野市)の降旗兼行医師(45)は30日の記者会見で、死亡確認をした医師らと同様の見方を示した。 降旗医師らは27日夜、負傷者が搬送された長野県立木曽病院に到着し、2日間にわたって治療にあたった。降旗医師は30~40歳代の男女5人を治療した。後頭部や背中を中心に、骨折や直径5~30センチの複数の皮下出血などがあり、あばら骨の骨折で肺が破裂した人もいた。背中に傷が多いのは、身を守ろうとうずくまったためとも考えられるという。 ■灰に埋まって 遺体が発見された山頂付近の状況も、徐々に明らかになってきた。 噴火翌日の28日に救助活動を行った名古屋市消防局の加納利昭消防部長(59)によると、登山者の多くはうつぶせや横向きで倒れており、体の大部分が真っ白い火山灰に埋まっていた。灰の深さは数十センチ。多くは、手や足など体の一部だけを露出した状態だったという。 加納部長が目撃した倒れている人は十数人だったが、所属する緊急消防援助隊では、約3時間の活動中に25人を確認。倒れている範囲は狭く、御嶽神社から御嶽剣ヶ峰山荘の間の半径数十メートルに集中していた。2人が並んで倒れていた例もあった。 「これまで見たことのない悲惨な現場だ」。加納部長はこう振り返り、表情を曇らせた。
いやぁ、
恐ろしい。
アルマゲドンの世界。
自然が恐ろしいのはわかっている。

そうつい書いてしまうけど、
たぶん何にも分かってないんだと思う。

この被害者らも、
東日本大震災を見、
最近では広島の豪雨の被害も見、

恐ろしいねぇ、
気をつけようねぇ

などと言っていたに違いない。

いつもいつも書くけど、
明日何があってもおかしくない。

この家に隕石が落ちてくることもあるかもしれないし、
電車が突っ込んでくるかもしれないし、
川が氾濫して家が浸水するかもしれない。

すべてに物理的に備えることはできないけれど、
せめて精神的には何があってもうろたえないようにしたい。

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