2015年8月21日金曜日

無知

無知な女子高生に、
愛のムチを、

という番組がNHKで始まった。

その名も「むちむち」

普天間は知らない。
PKOは知らない。
お遍路も知らない。

米国は「よねこく」と読む。

これがニッポンのJKの平均像なのか?

番組は、
そんな女子高生に、
言葉の意味だけじゃなく、
身をもって、
それが何かを教える、
という感じで進む。

普天間を知るため沖縄に行った二人は、
軽いノリだったのに、
どんどんディープな現実を知らされる。

最後、
いまだに続く遺骨収集現場では、
一人が参加を拒否、
もう一人も現場に入ることができなかった。

それだけで終らないのがいい。

なぜ参加しなかったのか。

女子高生は、
本気の人だけが入る資格があると思う、

みたいなことを言った。

もう一人は、
ただ怖かったと言った。

お遍路の二人は、
お接待も体験。

一人は、
何をやっても、
偉いねぇと言われた。
この人たちが普通にやっていることを、
自分も普通にできるようになりたい、
みたいなことを言った。

無知であることと、
単なる知識として知っていることは、
実は大差ないように思える。

彼女らは確かに無知だ。

でも、
無知だ無知だと、
笑っていられる身分でもないな。

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