やらないで後悔するより、
やって後悔しろ
どこかの球児が、
それを合い言葉にしているらしい。
だれかのいわゆる。
いい言葉。
その言葉を、
丸ごと信じることができるのが、
若さというやつか。
んなこと言ったって、
こっちにゃ色んな事情ってもんが、
などと口をつく我が身は、
すっかり大人に成り下がってしまった。
大人になると、
誰かの言葉をすっかり信じることができない。
それはひとえに、
自分が丸ごと本気の言葉を口にしなくなったからだ。
気遣い、
相手の立場に立って、
しかも自分の立場を危うくせず、
できればいい人に思われたい。
そんなフィルターを通して出てくる言葉は、
時に本心とかけ離れる。
そしていつしか、
自分自身に対しても、
フィルターをかけた言葉しかかけられなくなる。
そう思えば、
時に傷つけ時に傷つけられる、
生の言葉をぶつけ合える相手は、
大人の今は実に貴重な存在だ。
最近知ったのだけど、
どんな色も、
彩度を落とすとすべてグレーに見えるそうだ。
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