久々に小説を一気読みした。
東大を出て一流銀行に入り、
出世街道をひた走ってきたものの、
役員になる寸前に子会社に転出させられ、
63歳で雇用延長も希望せず、
退職した男の話。
大学院に行こうとしたり、
ジムに通ってみたり。
結局、
ひょんなことからIT企業の社長になるんだけど。。。
というストーリー。
サラリーマンを終えた男が、
どうやって自分を立て直していくか。
実に面白かった。
僕は東大出でも、
一流銀行マンでもないけれど、
サラリーマンなら誰でもくぐる、
退職という門。
会社や役職という看板をなくした素の自分が、
何者かであるために悪戦苦闘する様が、
明日の自分を見ている様で、
面白くもあり、
切なくもあり。
最後はほろ苦い味で終わるところがまた、
なんともリアルで、
結構でした。
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