2016年4月19日火曜日

退職

久々に小説を一気読みした。




















東大を出て一流銀行に入り、

出世街道をひた走ってきたものの、

役員になる寸前に子会社に転出させられ、

63歳で雇用延長も希望せず、

退職した男の話。


大学院に行こうとしたり、

ジムに通ってみたり。

結局、
ひょんなことからIT企業の社長になるんだけど。。。

というストーリー。

サラリーマンを終えた男が、

どうやって自分を立て直していくか。

実に面白かった。

僕は東大出でも、
一流銀行マンでもないけれど、

サラリーマンなら誰でもくぐる、

退職という門。

会社や役職という看板をなくした素の自分が、

何者かであるために悪戦苦闘する様が、

明日の自分を見ている様で、

面白くもあり、

切なくもあり。

最後はほろ苦い味で終わるところがまた、

なんともリアルで、

結構でした。

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