会社帰りの電車の中、
ポケットの中のマイフォンが、
震えだした。
このバイブパターンは電話だ。
だいたい、
僕に電話してくるのは、
親兄弟を除けば、
会社!
また何かあったか、
と慌てて画面を覗くと、
友達からだった。
安心したのもつかの間、
また不安がこみ上げる。
誰かに何かあったのか?
やだやだ、
そういうこと考えちゃいけないんだけど、
そういう歳なんで。
それに、
イマドキ、
電話するのって、
急ぎの時って感じしない?
でも、
ただの食事の誘いだった。
しかーし。
どうも怪しい。
こんな誘い、
この数年を振り返っても、
そうはない。
何かある。
何かある。
別種の不安が僕を襲う。
0 件のコメント:
コメントを投稿