2016年9月28日水曜日

電話

会社帰りの電車の中、

ポケットの中のマイフォンが、

震えだした。

このバイブパターンは電話だ。

だいたい、

僕に電話してくるのは、

親兄弟を除けば、

会社!

また何かあったか、

と慌てて画面を覗くと、

友達からだった。

安心したのもつかの間、

また不安がこみ上げる。

誰かに何かあったのか?

やだやだ、

そういうこと考えちゃいけないんだけど、

そういう歳なんで。

それに、

イマドキ、

電話するのって、

急ぎの時って感じしない?

でも、

ただの食事の誘いだった。

しかーし。

どうも怪しい。

こんな誘い、

この数年を振り返っても、

そうはない。

何かある。

何かある。

別種の不安が僕を襲う。

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