万引き家族、
観てきました。
カンヌ映画祭パルムドール受賞おめでとうございます。
ライブの日に公開で、
流石に自重していたけど、
今日はいざ出陣。
是枝監督はあんとかそして父になる、
3度目の殺人と、
邦画にしてはよく観ている方。
本作は、
疑似家族を通じて家族とはなんぞやというテーマを深めている。
冒頭、
虐待を受けている少女を勝手に連れ帰るんだけど、
目黒の事件があったばかりで、
連れ帰りたくなる気持ちはよくかわかる。
疑似一家は樹木希林演じる祖母の年金と、
日雇い的な仕事をするリリーフランキーや安藤サクラの収入で、
それでもまだ足りずに万引きを日常的に行っている。
シェアハウスとかある現代で、
こんな一家がいても何ら不思議はない。
世間的にいればとんでも一家なんだけど、
彼らには一緒に暮らすメリットがそれぞれあって、
それはそれでうまくいっているのだけど、
祖母の死を契機に一気に破局する。
見所は安藤サクラの演技かな。
この人は只者ではないと初めて実感した。
文章では表現できない何とも言えない心の表現が抜群。
脚本も見事で、
一家が置かれている状況が徐々に明らかになっていく過程も自然に受け入れられる。
どうしようもない人たちが、
それでも人の温もりを求めて疑似家族を形成する、
その心情はよくわかる。
樹木希林、
一体なんでしょうこの人。
映画だなぁって思える一昨。
と同時に、
外国人ってこういう話が好きなんだなぁとも思った。
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