2018年8月30日木曜日

初日












駅前のジム初日。

夜中に行くことがほとんどになるだろうけど、

今日は夕方に。

一通りマシンの説明を受けて、

ランニングと自転車を計30分ほど体験した。

とにかく、

最寄駅の駅ビルにあるというのが嬉しい。

おまけにシューズを履き替える必要もない。

さっと寄ってパッと運動してすっと帰る。

そんな理想が叶う条件だ。

想像より面積は狭くて、

マシンがギューギュー詰めな感じだったけど、

僕みたいなのには必要にして十分だろう。

これで続かなければ、

何やっても無理。

ところで、

このフィットネスジム、

最近、

この辺りにどんどんできている事を初めて知った。

西北や武庫之荘や塚口や。

ものすごい勢いで進出しているのね。

儲かっているのかどうなのか?

潰れる時は一気に、

なんてことにならなきゃいいけど。

とりあえず、

もう一度腹筋割れるよう頑張ります。

2018年8月29日水曜日

背中

ほんのちょっとだけ、

猛暑が弱さを見せてきた。

暑いのは暑い。

まだまだ30度超えが続きそうだけど、

朝晩とか、

ちょっとした空気の気配。

空の感じ。

秋の背中が見えてきた感じ。

にしても今年の暑さは人生最高だった。

7月からずーっと30度超えでしょ。

夏バテにならなかったのが不思議でしょうがない。

ひょっとしたら気づいていないだけかも知らないけど。

明日は例のジムの初日だ。

行こうと思うんだけど、

知り合いと顔をあわせるのは嫌だな。

特に何年かぶりの人とか。

やっぱり深夜にこそっと行動しよ。

2018年8月28日火曜日

自然

同級生の女性と食事をする機会があって、

彼女は20代早々に結婚して3人の子供をもうけ、

すでに孫もいる。

自分の小遣い稼ぎに資格を生かしたパートも続けている。

定期的なトレーニングも続けている。

まぁ本当に絵に描いたような幸せな暮らしをガッチリ手に入れた。

片やご両親は高齢で、

世話をしにちょくちょく帰ってくる。

先日の食事もそんなタイミングだったんだけど、

その時に彼女は言った。

片方では孫が1日1日できることが増えて行く。

もう一方では両親は毎日毎日できることが減って行く。

それを見ていると、

ああ人間てそういうものなんだなぁと思う、と。

なんか彼女を見ていると、

人間ってそうやって普通に生きることの貴さを感じる。

僕が酒に溺れて離婚を繰り返す間も、

彼女は子育てをしつつ、

破茶滅茶な僕とそれでも交流を続けているのが、

本当に不思議といえば不思議。

付き合いはもう40年近い。

今年も既に3回も会った。

彼女は仙台に住んでいるというのに!

こんな関係がずっと続いているなんて、

なかなかできるものではない。

小さな奇跡だ。

この年齢になって改めて、

彼女の、

普通であることのすごさを感じる。

大金持ちになることや、

会社で出世すること。

脚光を浴びること。

そういうことを追い求めたくなる人間が多い中、

彼女ほど堅実で当たり前の暮らしを丁寧に生きている人が、

本当に普通に長年の友達でいてくれることに感謝する。


2018年8月26日日曜日

盛況












友人が出演するというので、

三宮のチキンジョージに行った。

名前は有名なライブハウスの老舗だけど、

行くのは初めて。

出演者も観客も、

僕らと同年代かちょっと上。

でもみんな若者に返ったようにように大盛り上がり。

友人のバンドもさることながら、

ロカビリーのおじさんバンド、

汗をかきながらめっちゃパワフルで、

個人的には一番乗った。

やっぱりライブって、

演者が楽しそう&一生懸命っているのが心を打つ。

演者のテンションが観客より倍ぐらいないと、

客席は盛り上がらないよな。

それは年齢に関係なく。

やる方がカッコつけてちょっと照れてしまったら、

こっちはもっと大人しくなる。

でも、

ロカビリーバンド、

いささか音量が大きくて、

耳が辛かったのも事実だけど。

ライブをやる端くれとして、

同級生の頑張りに、

実に勉強と刺激を受けた1日だった。


2018年8月24日金曜日

通過

台風20号が、

ちょうど我が家の上あたりを通り過ぎている。

さすがに屋内にいても、

風の強さを感じる。

家がわずかながら揺さぶられるような。

でも結局今日は、

出勤してから帰宅するまで、

一滴も雨に濡れることはなかった。

電車も間引きこそすれ運行してたし。

ま、

退社時間がいつもより2時間ほど早かったせいもあるんだけど。

その会社にいた夕方、

友人がクラスラインにアップした写真が素晴らしかった。













嘘でしょ?

と言いたくなるほど見事な半円の虹。

こんな虹が現れるのも、

異常気象のせいなのかも、、、

などという野暮なことは言わず、

ただ感心することにしよう。

2018年8月23日木曜日

直撃

台風20号が近づいている。

明日は午後4時から間引き運転に入って、

夜の8時には運行を終えると車内アナウンス。

不要不急の外出は控えるようにテレビは言う。

一方で、

早めの避難をとも言う。

ここにちょっと矛盾を感じる。

家でじっとしていたら、

いつの間にか逃げられない状況になってる、

なんてことになりはしないか。

第一、

我が家から避難所までは、

自転車でも5分はかかる。

歩けば10分だ。

急いで避難したら、

空振り、

なんてことは、

別にいいじゃないかとも思うけど、

やっぱり世間体というのを考えるのが昭和世代だ。

いずれにしても、

明日は出勤しないといけない。

帰りはタクシーが出るらしいけど。

各々が色々考えながら、

大きな台風を迎える。

7月から本当に、

地震に豪雨に酷暑。

天変地異の対象を考えさせられる夏だ。


2018年8月22日水曜日

到来

うちの最寄り駅の駅ビルに、

スポーツジムができることになった。

しかも24時間営業。

これは通うしかないでしょ。

帰りはいつも深夜なので、

なかなか利用できる施設がなかった。

最近、

体がすっかり緩んで、

後輩には腹が出ているとズバリ言われ、

タイミング的にも今しかないよな。

前に通ってたジムは、

やっぱり続けるのが難しくて断念してしまった。

これはチャンスだよな、

新たな挑戦ができることにワクワクしている。


2018年8月21日火曜日

吟味

何かが欲しいとか、

何かがしたいとか、

かなり突発的に思い立ち、

吟味することなくやってしまう自分の性格。

治らないとは思うんだけど、

ちょっと今日、

冷静になって考えて、

断念した。

普通の人には当たり前のことだろうが、

僕にとっては画期的なこととも言える。

昔からそうだった。

酒を飲めば、

もう一杯だけが何杯にもなり、

席を立つことができない。

魅力的な製品だと、

値段にもよるけど、

許される限り取り寄せる。

好奇心が強いということで、

それは悪いことじゃないけれど、

もう、

卒業だな。

アマゾンの商品だと、

とりあえず欲しいものリストに入れる。

何日かすると自然と忘れているもんだ。

情けないけど、

そういう性格だった。

全ては年齢のせいだろうけど、

人は自ずと加齢によって変わっていく。

あれもこれもじゃ時間も体力も足りないのだ。

自分の意志で欲望を抑え込む。

僕は子供だからまだまだだけど、

少しずつ変わっていく。

2018年8月19日日曜日

羨望

遅まきながら、

78歳のスーパーボランティア。

65歳で鮮魚店をたたみ、

あとは年金暮らしでボランティアを続ける。

山口の2歳児を見つけて一躍有名になるも、

活動歴は13年。

筋金入りの方だ。

78歳というのが信じられないぐらいのバイタリティ。

信じられないぐらい素敵な生き方だ。

彼はたまたま有名になったけど、

ああいう活動をしている人は大勢いるんだろう。

僕にはあんな根性も体力もないが、

あの割り切った潔い生き方には、

羨望を覚える。

いやぁ、

名も知れぬすごい人がいっぱいいるんだなぁ。

2018年8月18日土曜日

快作





















本日のロードショー。

話題の低予算映画。

評判通り非常に非常に面白かった。

ネタバレは避けたいから、

通り一遍の説明をすると、

カット割りなし、

長回しのゾンビ映画を撮ろうとしていたら、

本物のゾンビに襲われた。

という設定の映画を撮ろうとしたスタッフの映画。

確かに低予算で、

有名な俳優は皆無。

なのにめちゃくちゃ面白いのは、

練りに練った脚本とアイデアの賜物か。

序盤のホラー映画と、

中盤以降のメーキング的な場面が、

入れ子構造のように絶妙にリンクしていて、

後半は前半のネタバレ、、、

いやいやそれ以上書くまい。

昔、

スピルバーグが在学中に激突をとって、

それがあまりに面白くて劇場公開になって大ヒットした。

まぁそこまでではないけど、

アイデア一発でここまで面白い映画を撮れるんだなと、

思い知らされた。

と同時に、

映画作りにかける若者の情熱見たいなものも感じられた。

ゾンビ苦手っていう人にも見てもらいたい。

ちなみに、

後半の場内は笑いが起きていた。

制作費300万円。

できるだけ、

できるだけ予備知識なしで見ることをお勧めします。

複雑だけど、

一度見ただけで意味は完全に理解できます。

絶対に面白い。

見て損はない。

そう宣伝したくなる快作でした。

2018年8月17日金曜日

欠点

二択があると、

ほぼハズレを引く。

考えた挙句、

ハズレを引く。

単純なことだけど、

僕という人間の思考方法に、

癖があって、

それが災いしているんだと思う。

半世紀以上も生きてきて、

いまだにその欠点を直せない。

直せないというより、

直す気がないんだろう。

多分。

それこそが僕の、

欠点なのだと思う。

2018年8月16日木曜日

契約

我が社の契約社員の若い人は、

基本的に優秀だ。

決められた時間内に仕事をこなし、

さっと帰宅する。

もちろん、

時間内に終えられず残業する人はいるが、

それはそれなりに残業代が支払われる。

ただ、

仕事って決まりきっているものばかりではない。

雑多に舞い込んでくる仕事もある。

で、

契約社員にその仕事を振ろうとすると、

必ず、

それは手当がつくんですか?

と言われてしまう。

うちの会社はケチなので、

そういう手当は払いたくない。

よって、

出向者である僕らのところに回ってくる。

彼らはいずれポジションが変わり、

僕のやっているような管理職的な仕事をするようになる。

でも、

いちいちイレギュラーな仕事には、

手当を、

と要求されるとこれまた困るわけだ。

僕らみたいに、

有給休暇を30年とったことのない人間からすると、

ジェネレーションギャップを感じる。

彼らの賃金は正社員に比べてはるかに安い。

だから、

契約にない仕事をする道理がないことは理屈ではわかる。

でも、

契約社員のベテランにまでそういう態度を取られちゃうと、

おじさんは困ってしまうんだなぁ。

2018年8月15日水曜日

最後

平成が来年4月で終わるということで、

最近やたら、

平成最後の、

とつける。

平成最後の夏、

平成最後の阿波踊り、

平成最後の、、、

そういう意味では今日(正確には昨日)は、

平成最後の8月14日で、

明日は平成最後の終戦記念日だ。

毎年思うけど、

終戦とは良く考えた言い回しだ。

実際は敗戦なんだけど、

終戦と言い換えれば、

何となく戦争が自発的に、

自然に終わったかのような錯覚を覚える。

例の、

誤ちは二度と繰り返さない、

の主語は何で、

誤ちとは何か、

という問題にも似ている。

学生時代、

友達と昭和天皇の戦争責任について、

まさに激論を交わしたことを懐かしく思い出す。

今、

そのことはほとんど話題にならない。

もう、

どうでもいいやと世間が思っているのかどうか知らないが、

30年もすれば表面的には忘れ去られる。

300万人以上の犠牲者を出した先の戦争でさえ。

福島原発の爆発なんて、

それに比べれば小さな出来事なのか。

10年もすればあの恐怖を忘れ、

ついに新しい原発も認められても、

あんまり何も言わなくなった。

確かに人間は忘却する生き物で、

忘れてしまいたいこともある。

だが日本人の良くないところは、

きっちり検証しないまま、

ただ時間を経過させて忘れさせてしまうところだ。

何の総括もせず、

誰も責任を負わない。

裁判をしたら数十年かかって、

そのうち原告が年老いてしまう。

日本人は何でもかんでも有耶無耶にしてしまう。



2018年8月13日月曜日

贅沢




















本日の只見。

オーシャンズシリーズの最新作。

サンドラブロックって結構好きな女優さん。

スピードとか、

グラビティとか。

今回は詐欺師の役。

スペシャリスト何人かで大きな盗みをやる的なのも、

基本的に好き。

古いところでは、

イタリア映画の黄金の7人シリーズが、

子供の頃大好きだった。

おまけに、

アン・ハサウェイも出ている。

女優陣が豪華で、

盗みの舞台も豪華で、

脚本も悪くなくて、

演出もオシャレで。

でも、

なんか調味料が一つ足りないような。

美味しいんだけどね。

もう一工夫あれば文句なしに美味しいのに。

そう、

スリルというスパイスが足りなかったのかも。

あまりに事が上手く運びすぎる。

ちょっと想定外があったけど、

それもあっという間に解決して。

ま、

完全犯罪なんて、

客観的にはつまらないということか。

2018年8月12日日曜日

観戦













生まれて初めてJリーグの試合を見に行った。

何でって?

そりゃもう、

イニエスタ見たさ以外の何物でもない。

親友が持っている年間指定席に相席させてもらい、

こんなミーハーには勿体無い席。

飲み物食べ物がラウンジに並んでて、

食べ放題。

これがまた美味いんだ。

で、

運よくイニエスタもポドルスキーも先発。

しかもイニエスタがJ初ゴールを決めた。

PKも献上したけどご愛嬌。

何とフル出場してくれた。

はっきり言って、

神戸が勝とうが負けようがどうでもよかった。

イニエスタのプレーはあくまで軽やか。

そして慌てず、

パスもシュートも、

何と表現したらいいのか、

ボールを蹴ると言うより、

ゴルフのプロのパッティングみたい。

力が抜け、

綺麗な足さばきからスーッといい回転の球を送り出す感じ。

走り回るでもなく、

でもポジションどりが上手く、

なんども決定的なパスを出していた。

これが世界の頂点に立った男のプレー。

日本の神戸で見られる幸せ。

そしてスタジアムに響き渡る応援。

凄まじい。

こういうことになっているのねと。

全館禁煙が玉に瑕だったけど。

夢のような一夜だった。

でね、

とにかく綺麗なの。

芝生も照明も。

あの美しさは実際行かないとわからないだろう。

何事も体験しないとわからないものだ。

帰りは事前に予約していたハイヤーで、

入り口でたとこで即乗車。

これも、

時間が大体読めるサッカーならではだろう。

いやいやゴージャスでした。





2018年8月11日土曜日

強化

先日若い女性に、

腹が出ていると、

面と向かって指摘された。

本当に遠慮のない女性だ。

でも、

全くの正論。

自分で言うのも何だが、

3年前は腹筋が割れていた。

自転車で出かけることも多かった。

怠慢、

挫折のきっかけは、

スカイダイビングの挫折だ。

今思えばあの体験は本当に貴重だったけど、

あえなく挫折したことで、

何かが崩壊した。

それでもインド旅行に頑張って行った。

それでさらに体調が何とも不調になった。

そして今年の酷暑。

なかなかもう一度体を鍛えるモチベーションが湧いてこなかった。

でも、

そろそろまた踏み出さないと。

これからの人生を有意義なものにするためにも、

体を鍛えることは不可欠だ。

9月が一つの目安かな。

自分の中でフツフツと湧き上がるのを待ってきた。

自分の体の声を聞いてきた。

もう一度、

引き締め直さねば。

方法論は分かっている。

やるかやらないかだ。


2018年8月10日金曜日

出産

出産が命がけということは、

一般論としては知っていたけど、

これまで身近な人は安産ばかりで、

正直、

それほど危険なものという実感はなかった。

今日初めて、

命がけで出産した知り合いに話を聞いた。

医学的なことは良く理解したとは言えないけど、

大変だったことは伝わってきた。

何より彼女が一連の試練の中で味わった感覚、

体をチューブに繋がれ、

一体自分はこれからどうなってしまうのだろうという、

それまで味わったことのない不安の中で、

それまで彼女が仕事で接してきた人の気持ちが初めて分かった、

という話は印象深かった。

彼女と知り合ったのは11年前になる。

その頃僕は心身ともにボロ雑巾のようで、

まさに五里霧中だった。

その姿を彼女も見ていた。

そのころの僕のことを思い出したと言ってくれた。

そしてその後の僕もずっと見ていてくれた。

だから自分もなんとかやっていけるとも思ってくれたそうだ。

誰かの人生に自分ごときが影響を与えるなんて、

気恥ずかしいのだけれど、

多少なりともお役に立てたのなら、

僕の七転八倒も全くの無駄ではなかったわけだ。

そういう体験をしても、

僕も彼女も一目で何か変わったことは多分ない。

でも確実に内面は深まったと思う。

僕の場合、

深まったからといって、

急に人間性が向上したわけではないけれど。

ただ僕が変わったのは、

自分は自分の価値観で人生を生きるけど、

その価値観は自分のものであり、

他人には他人の価値観があることを許容するということだ。

それは、

まさに自分の力ではどうにもならない状況に置かれて、

なんとか這い上がった中で生まれた。

と言ってもね、

本当の本当の、

自分の核心みたいなものは変わっていないのも事実。

その核をむき出しではなく、

柔らかなクッションがついたような感じかな。

それにしても女性は強い。

彼女の独身の後輩が、

行き遅れの会なんてあっけらかんと自称している。

人間、

立場を超えて垣間見る人間性に触れた時、

なんとも言えない絆を感じる。

11年の宝物だ。

2018年8月9日木曜日

至宝

NHKのサザン特番で、

メンバーが桑田のことを、

日本の音楽界の至宝だと言った。

ファンならいざ知らず、

メンバーがそう素直にそう讃えるって、

すごいなと思った。

デビュー40年。

ほぼ一貫して日本のポップスシーンの、

最前線に居続けるなんて、

空前絶後ではないか。

そして桑田は言う。

ポップスバンドとしては、

新曲を作りたいのだと。

綺羅星のごとき名曲があり、

なおその姿勢。

数年前に患ったガンも癒えたのか、

そのボーカルは20代のまま。

いやそれ以上に凄みを増す。

アンビリーバブル。

この人がいる時代に生まれてよかったと思える、

数少ない才能だ。

メンバーはこうも言った。

彼のアイデアは尽きぬ泉だと。

僕が中学生ぐらいの時から、

ずーっとだもん。

まさに至宝だわ。

●木曜日に元町に参ります。よろしくお願いします。

2018年8月7日火曜日

品薄

アイスボックスが販売停止になった。

僕の真夏の支えが。

大ニュースである。

7月から暑すぎて量産した挙句、

材料の調達ができなくなったらしい。

今年の夏の異常さを物語る。

仕方がないから、

出勤時に食べるのはガリガリ君になる。

そのガリガリ君までなくなったら、、、

もはや僕の体を冷やすものはない。

こうなったら、

クラッシュアイスに手を出すか。

いろんな意味で異例続きだ。

なんせ命に関わる猛暑なのだ。

日々サバイバルである。


2018年8月6日月曜日

確立




















本日のレイトショー。

同い年のトム・クルーズの代表作シリーズの最新作。

今回もトム、

スカイダイビングにヘリコプターの操縦、

カーアクションに肉弾戦と体張って大奮闘。

CGを全く使ってないのかどうか知らないけど、

実写の迫力はいまだにすごいもんだと実感。

お話はつまるところ、

核兵器をテロリストから奪還するという、

シンプルの極みで、

そこにCIAの横槍や、

怪しげなフランスのブローカーみたいなのが出てきて、

名前が似通ってて誰が誰の敵で、

誰が誰を裏切ってるのか、

途中でこんがらがってきたけど、

大筋は先に言った通りなので、

単純にアクションを堪能できた。

一流のエンターテインメントな作品。

人気が出るのも納得だった。

ちょっと不満ということなら、

ミッションインポッシブル的な、

仕掛けが少なかったところ。

その代わりよかったのは、

主役のイーサンハントの人間性が割に丁寧に描かれている点。

別れた元妻との再会や思いやり、

その他、

数億人の命も目の前の一人の命も同等的な部分、

その辺は深みをもたらしたと思う。

で、

帰宅してラジコで村上春樹のラジオを聞いている。

ラジオ出演は初めてということらしいが、

第一に声がいいよな。

彼の好きな音楽をかけながら、

どこかで読んだことのあるような話を1時間。

この作家、

作品はもちろん好きだけど、

生き方が魅力的に映る。

いわゆる文壇には属さず、

海外を転々として、

好きな音楽を聴きまくって、

マラソンを走り、

午前中に執筆する。

今やノーベル賞候補の常連だ。

イスラエルに行って演説したかと思うと、

数年に一度、

こうやって庶民の世界に降りてくる。

つまり、

確固たるスタイルを持っているんだな。

トムクルーズもそうだけど、

難しい世界で、

長年かけて自分のオリジナルなスタイルを確立している人は、

やっぱり魅力的だ。

2018年8月4日土曜日

平凡

阪神大震災を機に建て替えた我が家も、

もう築20年を過ぎ、

いくら母が綺麗にしていても、

あちこちボロがではじめた。

今日は1階のウォシュレットから、

オイルのようなものが漏れるというので、

交換することに。

トイレ全体を変えるという案もあったが、

できるだけ現状維持ということで、

上のウォシュレットの部分だけを交換。

とはいえ、

20年の進歩はすごい。

トイレのドアを開けただけで便器の蓋が自動で開く。

それだけでびっくりだ。

用を済ませると勝手に水が流れ、

ドアを閉めたら便器の蓋も閉まる。

前には門扉の掛け金が折れたし、

洗濯機も変えた。

冷蔵庫や食洗機だって、

早晩ガタがくるだろう。

2階のトイレだって怪しい。

母はリビングのカーテンが限界だと言っている。

僕は全く感じないけど。

でもここは母の家だ。

好きにすればいい。

僕は一切口を挟まない。

自分の部屋以外は、

極力、

昔のままにしておきたい。

親父がいた頃のままに。

どんなに大事に扱っていても、

物も人間と同じように歳をとる。

物は交換すればまた新品になるけど、

人間はそうはいかない。

衰えゆく体と競走しながら、

自分の技術を磨く。

生涯学習としてジャズを初めて何年になるだろう。

進歩しないのに続けていられるのはなぜか考えてみた。

結局、

これ以外、

仕事の他に続けてきたことがないのだ。

もしこれを諦めたら、

僕のこの10年は、

ただ仕事をしてきただけの存在になってしまう。

これはもう半ば意地だ。

何があっても引き返すことはできない。

諦められない背景にはそういった思いがある。

自分からそれを取ったら何が残るの?

そんなことを言うレベルですらないけど、

その10年が僕を支える。

半分、青いの主人公は漫画に10年没頭して、

自分は飛べないと悟って夢を手放した。

旦那は諦めきれず妻子を捨てて映画の世界に戻った。

あの旦那は将来、

映画で成功したとしてもそのことを一生後悔するだろう。

離婚しなくても映画は撮れると大人は思うが、

でもあの年代ではそのことは分からない。

人は愚かな選択をし、

傷つき、

でもまた這い上がる。

僕にはあの旦那の気持ちも、

キムラ緑子の気持ちもわかる。

だから切なくて見入ってしまう。

なんだか支離滅裂になってしまった。

なんでウォシュレットの交換が若者の夢に繋がるのか。

つまり、

平和の維持と、

夢を諦めることとの関係みたいなことを言いたいのだと思う。


2018年8月3日金曜日

対策




















本日のロードショー。

インド映画の話題作。

結構有名なんだけどなぁ。

これ、

インド版の大河ドラマというか、

壮大なスケールにアクション、

そして人間ドラマ。

インド映画定番のダンスに歌。

それらが高い次元で畳み掛けるような3時間。

全く飽きなかった。

ストーリーは王家継承をめぐる兄弟の争い。

ま、

ありがちな話だから難しく考えず、

ただ映像に身を任せて楽しむにはうってつけ。

去年インドで映画を見て、

かなり慣れてきた。

ボリウッドの名に恥じない超大作だった。

2018年8月2日木曜日

酩酊

先日の会社帰りの電車。

僕の隣の若い男性は、

完全に酔っ払ってた。

横に置いたカバンを枕のようにして寝てるかと思いきや、

逆方向に体を倒したり。

ある駅でふと目覚めた男性。

乗り越したのか何か知らないが、

急に立ち上がって降りようとしたんだけど、

体の平衡が取れず、

後ろに数歩よろめいた。

スマホを落として拾おうとするんだけど、

体が思うように動かず、

周囲の乗客が支えたりしながら、

もちろん僕も手助けして何とか電車から出た。

次の瞬間、

男性はホームで電車に向かって後ろ向きに倒れた。

最後尾の車両だったので、

すぐに車掌が駆け寄り数分。

多分、

改札まで肩でも貸していたんだろう。

乗客はただじっと発車を待っていた。

あの男性の気持ち分かるんだよな。

後ずさりしながら笑ってた。

多分、

自分の情けない姿に自分を笑ってたんだと思う。

何があったのか知らないけど、

そこまで飲む理由があったのだろう。

僕も10年ほど前、

最寄駅のホームで転んで起き上がってもフラフラで、

駅員に助けられたことがある。

あの時は親切な駅員だなぁと感謝したけど、

彼も駅で電車に接触でもされたら一大事だから、

優しさと同時に職務として当然のことをしたのだろう。

あの時の僕も自分が情けなかった。

我が身をまともに動かすことすらできなかった。

青年に嫌悪感は全く抱かなかった。

むしろ昔の自分を思い出させてくれた。

今日見ていた番組で、

立川志らくが、

自分の限界をわきまえているのが大人だ、

としたり顔で話していた。

ごもっともなんだけど、

彼は落語家として大成できるのか。

人のどうしようもない業を肯定するのが落語ではないのか。

ダメな人間を笑いつつも寄り添うのが落語家ではないのか。

人間のそういうどうしようもない無様を寛容に見れないのか。

電車の中で缶チューハイを飲んでる人。

歩きながらビールを飲んでいる人。

道端で寝て起き上がれない人。

それぞれそれなりの事情があるのだろうなと思う。


2018年8月1日水曜日

上下

ファッションに無頓着な僕が、

唯一自分に課してきたルール。

上下ユニクロを一緒には着ない。

このささやかな掟をついに破ることにした。

そもそも夏はずっと、

上着はユニクロのポロシャツを愛用してきた。

だからパンツはせめて違うメーカーのものを履いてきた。

でも、

今年の夏は異常だ。

そんな時、

スーパードライEXイージースリムパンツ?が涼しいとネットで知った。

買って履いてみると、

確かに圧倒的に軽くてサラサラ。

見た目も悪くない。

この酷暑はこれで行くと決めた。

そして上着も、

同じスーパードライ系統のポロシャツに切り替えた。

上下サラサラ。

多分、

短パンに普通のTシャツをきているよりも、

爽やかかもしれない。

もう手放せない。

ユニラー上等。

他人に何と思われようとこの夏はこれで行く。

首の保冷剤。

脇の凍らせたペットボトル。

打てる手は全て打った。

さあ来い8月。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...