平成が来年4月で終わるということで、
最近やたら、
平成最後の、
とつける。
平成最後の夏、
平成最後の阿波踊り、
平成最後の、、、
そういう意味では今日(正確には昨日)は、
平成最後の8月14日で、
明日は平成最後の終戦記念日だ。
毎年思うけど、
終戦とは良く考えた言い回しだ。
実際は敗戦なんだけど、
終戦と言い換えれば、
何となく戦争が自発的に、
自然に終わったかのような錯覚を覚える。
例の、
誤ちは二度と繰り返さない、
の主語は何で、
誤ちとは何か、
という問題にも似ている。
学生時代、
友達と昭和天皇の戦争責任について、
まさに激論を交わしたことを懐かしく思い出す。
今、
そのことはほとんど話題にならない。
もう、
どうでもいいやと世間が思っているのかどうか知らないが、
30年もすれば表面的には忘れ去られる。
300万人以上の犠牲者を出した先の戦争でさえ。
福島原発の爆発なんて、
それに比べれば小さな出来事なのか。
10年もすればあの恐怖を忘れ、
ついに新しい原発も認められても、
あんまり何も言わなくなった。
確かに人間は忘却する生き物で、
忘れてしまいたいこともある。
だが日本人の良くないところは、
きっちり検証しないまま、
ただ時間を経過させて忘れさせてしまうところだ。
何の総括もせず、
誰も責任を負わない。
裁判をしたら数十年かかって、
そのうち原告が年老いてしまう。
日本人は何でもかんでも有耶無耶にしてしまう。
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