ジャズを、
というより、
発声法を習ってきたんだよね。
この10年ほど。
で、
今度のライブでジャスティンビーバーのクリスマスソングを歌おうと思ったんだけど、
先生に止められたんだ。
今のキミならハイトーンは出せるけど、
やめるべきだ。
ジャスティンの声は神の贈り物だ。
最初から最後まで高い彼の歌を頑張って歌うべきではない。
ジャズボーカルで大事なのは、
音色であり、
音程であり、
コントロールだ。
高い声ではない。
、、、なんか目を開かされたよ。
彼の言わんとしたことを僕なりに解釈すると、
高い声を出すというのは、
例えれば豪速球を投げるようなもんだ。
160キロを投げられても、
コントロールが定まらないとプロでは意味がない。
たとえ140キロでも綺麗な回転でコースが決まれば、
それは良いピッチャーなのだ。
彼はずっとそのことを言いたかったのだと思う。
でも僕がその声を出せるまでは、
いくら言っても聞く耳を持たないと思っていたのだろう。
彼のその判断は正しい。
カラオケで原キー主義者の僕は、
高い声が出ること=上手いと思っていた。
大事なのは、
感情を揺さぶる声質だし、
正しい音程、
そして、
低音から高音までの声のコントロール。
力任せは絶対ダメだ。
ハイトーンも部分的ならいいけど、
そこにこだわるのは無意味だ。
出るようになった今だからこそ、
彼はそのことを伝えたかったんだと思う。
だから、
ジャズティンの曲もキーを下げて無理なく歌うことにした。
繰り返すけど、
声の高い低いではない。
自在に操ることだ。
心底納得した。
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