2018年11月23日金曜日

納得

ジャズを、

というより、

発声法を習ってきたんだよね。

この10年ほど。

で、

今度のライブでジャスティンビーバーのクリスマスソングを歌おうと思ったんだけど、

先生に止められたんだ。

今のキミならハイトーンは出せるけど、

やめるべきだ。

ジャスティンの声は神の贈り物だ。

最初から最後まで高い彼の歌を頑張って歌うべきではない。

ジャズボーカルで大事なのは、

音色であり、

音程であり、

コントロールだ。

高い声ではない。

、、、なんか目を開かされたよ。

彼の言わんとしたことを僕なりに解釈すると、

高い声を出すというのは、

例えれば豪速球を投げるようなもんだ。

160キロを投げられても、

コントロールが定まらないとプロでは意味がない。

たとえ140キロでも綺麗な回転でコースが決まれば、

それは良いピッチャーなのだ。

彼はずっとそのことを言いたかったのだと思う。

でも僕がその声を出せるまでは、

いくら言っても聞く耳を持たないと思っていたのだろう。

彼のその判断は正しい。

カラオケで原キー主義者の僕は、

高い声が出ること=上手いと思っていた。

大事なのは、

感情を揺さぶる声質だし、

正しい音程、

そして、

低音から高音までの声のコントロール。

力任せは絶対ダメだ。

ハイトーンも部分的ならいいけど、

そこにこだわるのは無意味だ。

出るようになった今だからこそ、

彼はそのことを伝えたかったんだと思う。

だから、

ジャズティンの曲もキーを下げて無理なく歌うことにした。

繰り返すけど、

声の高い低いではない。

自在に操ることだ。

心底納得した。



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