2018年11月7日水曜日

侵食

日々この時間、

その日の出来事を思い出す。

印象的な日常の出来事、

面白かったニュース。

読んだ本、、、

その中から何か一つ取り上げようとするのだけど、

大概は何も思い出さない。

結局、

その時思いついたことを書くのだけれど、

どうしてこれほどその日の出来事が思い出せないのか。

十数時間起きて動いて会話して仕事して、

なのに、

この時間になると何も思い出せないことが多い。

今日1日は僕にとって何だったんだろう。

とはいえ、

その日々の思い出せない記憶や体験が、

僕という人間を変えて行く。

自覚してないけど、

きっとそうだ。

毎日、

僕はきっと細かい紙やすりで削られている。

心も体も。

毎日の削られ量はごくごくわずかなんだろうけど、

でも確実に角が取れまるくまるくなっていっているのだろう。

昔はかなり尖っていたはずだけど、

今はどのとんがりも見る影もない。

人格的成長とかそんないいもんじゃない。

ただとげがなくなり、

どこにでもある石ころになって行く。

そんな気がする。

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