休みだというのに、
朝っぱらから上司の電話。
よくない事があったに違いない。
予感通りよくない事だったのだが、
内容は想像だに及ばないものだった。
話は前夜のこと。
帰り際にたまたまエレベーターで乗り合わせた、
後輩に、
異動に関するその後輩の噂話を、
間を持たせるために言ってみたのだ。
●●に行くんやって?
え、なんでですか?
だって●●でマンション探しているんでしょ?
●●に異動だともっぱらの評判ですよ。
実際その後輩は周囲にそう吹聴していて、
周囲は異動間違いなしと噂していたのだ。
その後輩は、
いやぁただの希望ですよ、
そうなったらいいなぁと。
で、
ふーんそうなのと納得して別れたのだが、
その後、
後輩は僕の上司にメールで抗議したらしい。
自分が内示も受けていないのに、
どうして●●さんが知っているのかと。
そもそも問題児と言われてきた後輩だが、
これまで僕に直接被害が及ぶことはなかった。
こういうことかと思った。
もちろん僕は噂が出ているけどどうなの?と、
二人っきりの場で聞いただけなのに、、、
ただ僕にも落ち度があったとすれば、
周囲からは僕が人事について知りうる立場だと認識されているということに、
無頓着だったことだ。
だいたい僕は自分の人事以外には全く興味がない。
エレベーターで一緒にならなければ、
後輩に話をすることもなかっただろう。
要するにどうでもよかったのだ。
だが、
相手の受け止めは違った。
僕は自分の立場をよくわかっていなかったのだ。
やれやれ。
そもそも後輩が余計なことを吹聴するから噂が立ったのに。
セクハラやらパワハラやらうるさいご時世だけど、
そういうことにもことさらに神経を使わなければいけないのね。
めんどくさい。
本当にめんどくさい。
せっかくの休みが台無しになってしまった。
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