2019年4月19日金曜日

依存




















本日の只見。

ビューティフルボーイ。

名前は綺麗だけど、

端的に薬物依存の恐ろしさの啓発映画だった。

薬物にはまった息子を救うべく、

父親やその再婚相手、

そして別れた母も懸命に立ち直らせようと努力する。

病院に行き、

施設に入る。

だけどやめられない。

父親は素直で優秀だった自慢の息子の姿を繰り返し思い出し。

なんとか引き上げようとするのだが、

事態は悪化するばかりだ。

息子は衰弱し、

薬を買う金もなくなり父親にすがる。

もう薬はやめた。

ところで金を貸してくれ。

万策尽きる父。

その時、

後妻が彼に向かって言い放つ。

あなたに彼を救うことなんてできない。

一方息子は中毒患者のミーティングに参加してこういう。

僕の問題は薬とアルコールです。

いや、

それは違う。

問題なのは心の中の大きな欠損なのです、、、

それでもやめられず、

父に電話する。

でも父は涙を飲んで拒絶する。

お前が自分で立ち直れ。

息子はついに致死量の薬物を注射する、、、

彼は運よく命が助かった。

それをきっかけに彼は立ち直る。

実話ベースだそうが、

こういう話はたくさんあるのだろう。

運が良ければ死の淵から帰るし、

運が悪ければそのままだ。

ギリギリのところまで行かなければ、

生きたいという心が、

薬物への依存を上回ることはできない。

なにより、

自分を引きずり込んだ薬物の魔の手から這い出すことはできない。

過去と現在を混在させる編集は時に分かりにくかったけど、

色々と考えながら見た。

彼にとっての欠損とは何だったのかなぁ、

やっぱり両親の離婚だったのだろうなぁ。









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