本日の只見。
ビューティフルボーイ。
名前は綺麗だけど、
端的に薬物依存の恐ろしさの啓発映画だった。
薬物にはまった息子を救うべく、
父親やその再婚相手、
そして別れた母も懸命に立ち直らせようと努力する。
病院に行き、
施設に入る。
だけどやめられない。
父親は素直で優秀だった自慢の息子の姿を繰り返し思い出し。
なんとか引き上げようとするのだが、
事態は悪化するばかりだ。
息子は衰弱し、
薬を買う金もなくなり父親にすがる。
もう薬はやめた。
ところで金を貸してくれ。
万策尽きる父。
その時、
後妻が彼に向かって言い放つ。
あなたに彼を救うことなんてできない。
一方息子は中毒患者のミーティングに参加してこういう。
僕の問題は薬とアルコールです。
いや、
それは違う。
問題なのは心の中の大きな欠損なのです、、、
それでもやめられず、
父に電話する。
でも父は涙を飲んで拒絶する。
お前が自分で立ち直れ。
息子はついに致死量の薬物を注射する、、、
彼は運よく命が助かった。
それをきっかけに彼は立ち直る。
実話ベースだそうが、
こういう話はたくさんあるのだろう。
運が良ければ死の淵から帰るし、
運が悪ければそのままだ。
ギリギリのところまで行かなければ、
生きたいという心が、
薬物への依存を上回ることはできない。
なにより、
自分を引きずり込んだ薬物の魔の手から這い出すことはできない。
過去と現在を混在させる編集は時に分かりにくかったけど、
色々と考えながら見た。
彼にとっての欠損とは何だったのかなぁ、
やっぱり両親の離婚だったのだろうなぁ。
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