2019年4月27日土曜日

平成

10連休って言ってもねぇ。

それは一般世間のこと。

僕は2連休が一回あるだけです。

だから冷静に、

平成から令和への移り変わりを眺めようと思う。

平成の30年は僕の社会人人生とピッタリ重なる。

世の中の動きを見つめてきた仕事だったはずだけど、

実は一番世の中から取り残されているような気もする。

バブル崩壊があって、

就職氷河期があって、

リーマンショックがあって。

阪神大震災があって東日本大震災もあって。

そしてパソコンが普及して、

何よりスマホが手放せなくなった。

電車の中で新聞を読む人はほぼ絶滅し、

10人中8人ぐらいはスマホを眺めている。

カセットからMDになって、

あっという間にダウンロードの世界になって、

CDは売れなくなった。

個人的には就職して結婚して離婚して結婚して離婚した。

酒を飲みたいだけ飲んで、

そして心身が崩壊して、

酒を断ち、

どん底からなんとか這い上がった。

街中では外国人の姿が当たり前に見られるようになり、

でも相変わらず僕は英語は話せない。

そうそう。

南米に行きインドに行き、

スカイダイビングに挑戦し夢破れた。

ニューヨークで生のイチローを見て、

全米テニスの決勝でフェデラーとジョコビッチの激闘を見た。

車を手放し10年経って再びマイカーを手にした。

当たり前だけど、

30歳老けた。

昭和より平成の方が長く生きてきたことになる。

つかみどころのない時代のようで、

個人的には実に様々な出来事があった。

今思うのは、

日本という国のこと。

幼い頃から日本は東洋のちっぽけな島国で、

無謀な戦争を始めて負け、

奇跡的な復活を果たしたと思ってきた。

でも冷静に見たら、

面積も人口も経済力も、

世界的には十指に入る超先進国だ。

必要以上に卑屈になることはない。

令和になって、

若い人らが、

世界で胸を張って引っ張っていく発言力持って欲しい。

これから30年経てばこの国はガラリと変わるだろうか。

それとも、

相変わらず国際化だの女性の社会進出だの、

クオリティーオブライフだの、

30年前から言われていることを、

相変わらず課題にしている国のままだろうか。

平成時代が終わるこの時に、

改めて考えるこの頃だ。


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