10連休って言ってもねぇ。
それは一般世間のこと。
僕は2連休が一回あるだけです。
だから冷静に、
平成から令和への移り変わりを眺めようと思う。
平成の30年は僕の社会人人生とピッタリ重なる。
世の中の動きを見つめてきた仕事だったはずだけど、
実は一番世の中から取り残されているような気もする。
バブル崩壊があって、
就職氷河期があって、
リーマンショックがあって。
阪神大震災があって東日本大震災もあって。
そしてパソコンが普及して、
何よりスマホが手放せなくなった。
電車の中で新聞を読む人はほぼ絶滅し、
10人中8人ぐらいはスマホを眺めている。
カセットからMDになって、
あっという間にダウンロードの世界になって、
CDは売れなくなった。
個人的には就職して結婚して離婚して結婚して離婚した。
酒を飲みたいだけ飲んで、
そして心身が崩壊して、
酒を断ち、
どん底からなんとか這い上がった。
街中では外国人の姿が当たり前に見られるようになり、
でも相変わらず僕は英語は話せない。
そうそう。
南米に行きインドに行き、
スカイダイビングに挑戦し夢破れた。
ニューヨークで生のイチローを見て、
全米テニスの決勝でフェデラーとジョコビッチの激闘を見た。
車を手放し10年経って再びマイカーを手にした。
当たり前だけど、
30歳老けた。
昭和より平成の方が長く生きてきたことになる。
つかみどころのない時代のようで、
個人的には実に様々な出来事があった。
今思うのは、
日本という国のこと。
幼い頃から日本は東洋のちっぽけな島国で、
無謀な戦争を始めて負け、
奇跡的な復活を果たしたと思ってきた。
でも冷静に見たら、
面積も人口も経済力も、
世界的には十指に入る超先進国だ。
必要以上に卑屈になることはない。
令和になって、
若い人らが、
世界で胸を張って引っ張っていく発言力持って欲しい。
これから30年経てばこの国はガラリと変わるだろうか。
それとも、
相変わらず国際化だの女性の社会進出だの、
クオリティーオブライフだの、
30年前から言われていることを、
相変わらず課題にしている国のままだろうか。
平成時代が終わるこの時に、
改めて考えるこの頃だ。
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