人としての成長の仕方は、
本当は階段型がいいんだろうけど、
ぼくは残念ながら滑り台型だ。
どういうことかというと、
毎日コツコツと、
予習復習して、
少しずつでも確実に積み上げるのが階段型。
滑り台型は、
一気にガーッと登るけど、
そのあと何もせず、
ずるずるずるって落ちるタイプ。
落ちても元いた場所より上で止まればまだマシ。
下手したら、
元の場所より下に落ちたりなんかして、
全然建設的じゃない。
タチが悪いのは、
本人は頑張っているつもりであることだ。
同じ努力に対する効果の効率性という意味では、
階段型が圧倒的に優れている。
だったら、
自分もすぐに階段型に変えればいいということなのだろうが、
こればっかりは、
その人間の持って生まれた性というか、
少なくとも生まれて半世紀もこれでやってきた以上、
変えるのは容易じゃない。
というか不可能だと思う。
それに、
滑り台型が全く無益というわけでもない。
階段型なら10ステップで登れるところを、
100回、
1000回、
10000回と繰り返しているうちに、
ある日、
フッと、
自分が10段目まで上がれていることに気づくこともある。
そういう成長の仕方はいびつで不格好だけど、
案外、
根は太くで丈夫、
なんていうこともあるかもしれない。
問題は、
100回か10000回かわからない繰り返しを、
耐えられるかどうか。
そこなんだと思う。
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