一人で初めて海外旅行をするのは、
26歳が適齢期なんだと、
深夜特急の番外編のような本で著者が書いている。
単に著者がそうだったから、
というのが最大の理由なんだけど、
その他なるほどと思える部分もある。
何事も初体験というものを人はするのだけれど、
初体験を有意義なものにするには、
それなりに経験を積んでいなければならないのだそうだ。
なるほど、
それは言えている。
あんまり子供の時に海外に行っても、
味わうことはできない。
反対に、
あんまり大人として成熟しきっていると、
テレビやら本やら、
事前の情報や、
別の体験がすでに詰まっていて、
純粋に驚き感動することが難しくなる。
そういう意味で、
初めての海外は26歳ごろが一番いいというわけだ。
僕がアメリカ一周バスの旅を敢行したのは、
21歳。
ちょっと早かったかな。
それでも、
50歳を超えて行った南米の旅は、
今思ってもかなり刺激的だったし、
それは21歳の旅と遜色ないほどだった。
多分、
僕はあの頃と比べてあんまり成長してないんだろうな。
喜ぶべきか、
悲しむべきか。
ビフォアサンセットという映画で、
男性の主人公が、
僕はずっと13歳なんだ、
みたいなセリフがあって、
それ俺もそう、
って、
思った。
実際、
13歳の頃と、
内面はほとんど同じだと、
つくづく思うわ。
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