2016年3月28日月曜日

適齢

一人で初めて海外旅行をするのは、
26歳が適齢期なんだと、
深夜特急の番外編のような本で著者が書いている。

単に著者がそうだったから、
というのが最大の理由なんだけど、
その他なるほどと思える部分もある。

何事も初体験というものを人はするのだけれど、
初体験を有意義なものにするには、
それなりに経験を積んでいなければならないのだそうだ。

なるほど、
それは言えている。

あんまり子供の時に海外に行っても、
味わうことはできない。

反対に、
あんまり大人として成熟しきっていると、
テレビやら本やら、
事前の情報や、
別の体験がすでに詰まっていて、
純粋に驚き感動することが難しくなる。

そういう意味で、
初めての海外は26歳ごろが一番いいというわけだ。

僕がアメリカ一周バスの旅を敢行したのは、
21歳。

ちょっと早かったかな。

それでも、
50歳を超えて行った南米の旅は、
今思ってもかなり刺激的だったし、
それは21歳の旅と遜色ないほどだった。

多分、
僕はあの頃と比べてあんまり成長してないんだろうな。

喜ぶべきか、
悲しむべきか。

ビフォアサンセットという映画で、
男性の主人公が、
僕はずっと13歳なんだ、

みたいなセリフがあって、

それ俺もそう、

って、
思った。

実際、
13歳の頃と、
内面はほとんど同じだと、
つくづく思うわ。

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