2016年3月21日月曜日

知能

子供の頃、

究極の将棋の勝負、

というのを考えたことがある。

対局する二人の棋士が向かい合い、
一礼してしばらく時間が過ぎる。

と、
片方の棋士が、

負けました、

と投了するのだ。

互いに一手も指していないのに、
互いに勝負を読み切ったわけだ。

馬鹿げた空想だけど、

人工知能同士の対局だと、
そういうことが起こりえるかもしれない。

囲碁の最強棋士が、
人工知能に完敗した。

これは恐るべきことだ。

人間より賢い人工知能の到来を告げるものだからだ。

その人工知能を作った人間の方が賢い、

なんていうのは屁理屈だ。

人工知能は間違いなく人間の頭脳を上回る。

人間が歯止めをかけようとした時には、
すでに遅い、
ということぐらいは、

人間も考えているだろうが、
果たして上手くいくだろうか?

遠くない未来の人工知能は、
小説さえ書くという。

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