2018年10月13日土曜日

先端

シンガポールでの2日が、

あっという間に過ぎ、

もう明日は帰国。

マリーナベイサンズは3棟の57階建ホテルの上に、

船のような形状のプールがある。

SMAPのCMで有名になった、

現代シンガポールのランドマーク。

そこに2泊したけど、

阪急トラピックの格安ツアー。

関空を夜中に発って、

朝の4時ごろから引っ張り回されるツアーは流石に疲れた。

何せ実質の睡眠は1時間。

チェックインできる3:30までに9カ所を連れ回される。

そもそも、

なぜシンガポールなのか。

それは亡き親父が最後にお袋と行こうと約束していた地だからだ。

その果たせなかった約束を僕が代わりに果たした。

お袋は親父の遺影を持ってきていた。

80歳のお袋との海外は、

おそらくこれが最後になるだろう。

親不孝の息子のせめてもの償いである。

そういう意味では充分満足できる内容だった。

シンガポールはとにかく発展がすごく、

中心街のビル群は壮観。

海外で感じるカルチャショックはかつてないほど都会で、

非常に居心地は良かった。

心配していた喫煙事情は、

ホテルこそ二ヶ所しかなかったが、

街中には至る所に灰皿があり、

みんなスパスパ吸っていた。

ただし一箱1200円程だが。

そう。

物価はやたらと高い。

その分給料も高いらしいが。

車は日本車でさえ4倍ぐらいするという。

町中の車はことごとくピカピカで、

ステータスである。

1日一回はかなりのスコールがあるのに。

毎日磨いているに違いない。

一方で早朝の地下鉄は無料で、

通勤ラッシュを緩和している。

学歴社会もすさまじく、

シンガポール国立大学は東大京大よりはるかにランクは上でアジアトップだ。

国が小さい分、

思い切った政策を実行しやすいのだろう。

エネルギーは隣国マレーシアから買う天然ガスが9割。

これからは自然エネルギーに力を入れるとか。

地震や台風は皆無で年中夏。

そういう条件も日本とは大違いだが、

とにかくスタイリッシュにアジアの先端になろうと国が一丸になっている感じは伝わってくる。

ただ一点、

日本の方が優れていると思ったのは、

ウォシュレット。

このホテルでさえ設置されていない。

ウォシュレットこそ日本が世界に誇る製品だと実感する。

インドや南米はおろかニューヨークでさえなかった。

なぜ普及しないんだろう?

不思議だなぁ...

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