2019年5月14日火曜日

人権

大津の園児事故での、

保育園側に対する記者会見がバッシングの対象になっている。

詳しくは知らないけど、

園側の過失を問う内容だったようだ。

東日本大震災での大川小のことなどもあり、

散歩ルートは適切だったのか、

園児の安全確保は万全だったのか。

それらを聞くのは記者としたら当然だとも思う。

取材対象の言い分を鵜呑みにしていたら、

実際はとんでもなかったということもあるだろう。

勢い記者の質問は厳しくならざるを得ない。

あの時点では園側に過失というか落ち度があった可能性は排除できなかったと思う。

人は自分の不利益は話したがらない。

だから追求する。

だが、

一般視聴者にはそうは映らなかったようだ。

被害者である園をまるで加害者のように責めるのは筋違いだというのだ。

縁側も辛かっただろうが、

会見を開いた以上、

泣き崩れるのではなく、

毅然と質問に答える義務があると思う。

たとえ嫌われても聞かねばならぬことは聞かねばならない。

三宮のバス事故ではカメラマンが顰蹙を買った。

警備員が制止のに脚立を立てて撮影したカメラマンに非難が殺到した。

でも、

動画を見る限りカメラマンの立ち位置は歩行者の妨げになる場所ではないように見えたし、

10秒ほどささっと撮影することが非常識だとは思わない。

報道には使命がある。

少し異なるが、

俳優の佐藤浩市のコメントが炎上中だ。

総理大臣役の彼が、

すぐにお腹が痛くなる設定にしたと雑誌で語ったのが、

安倍首相を揶揄していると叩かれた。

百田尚樹には「三流役者」とまでこき下ろされた。

真摯に役作りをしただけだと思うのだが。

いずれにせよ
正義感を振りかざし、

あらゆる気にくわないことを糾弾する風潮はどうにかならないか。

そして一旦火がついたら思考停止して群がる輩が多いのも気になる。

こういう風潮が、

いずれこの国が一気に戦争に突っ走るんじゃないかという不安を掻き立てる。

一方、

読売テレビのtenで性別を問う企画に若一氏が生放送で激怒したのには、

正直ハッとさせられた。

僕ならおもろい話題だと見過ごしたと思う。

それをはっきりダメだと生放送中に主張した氏の見識はブレがなかった。

本当に見直した。

付け焼き刃の上っ面の正論と、

自分の信念との違いというか、

考えさせられることが相次いだ、

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