改元フィーバー、
ちょっと疲れたな。
平成の世30年。
いろんな番組を見ていて、
天皇老けたなーって思った。
即した頃はまだ50代で、
ちょうど今の僕と同じぐらい。
皇太子もそれぐらいで天皇になるわけだ。
今の自分を考えてみて、
これから30年、
日本人で最も過酷な仕事をすると考えると、
なんだかんだ天皇さん良くやったよなと尊敬してしまう自分がいる。
同時に、
もう人生黄昏で締めにかかろうかなんて考えている自分が情けなくも思う。
Nスペをみていたら、
125代の天皇制も、
その時々の時代情勢に合わせて、
国民との距離を変化させ続けてきたことがわかる。
かつては即位の時に仏教の儀式もしていて、
なんだっけ、
ボロン
っていう呪文を唱えたらしい。
神道と仏教が混在するのって、
もう、
こういうところからそうなのだね。
江戸時代には即位の儀式を民衆に公開していたとか。
時代とともに柔軟に変容するその存在の仕方は、
日本人そのものだなと。
そしてさらに思う。
もし平成時代に天皇制がなかったら、
日本はもっと殺伐としていたんじゃないかと。
天皇制は日本人にとって精神安定剤のような役割を、
確かに果たしてきたんだなぁとも思う。
それがいいか悪いかは別にして。
これからも上皇と天皇の関係とか、
女帝問題とか、
様々な問題に直面していくだろう。
天皇制は全く安泰とは言えない。
その局面局面で日本人はまた、
いかにも日本人的なやり方で、
解決策を見つけるというか、
したたかに乗り切るのかもしれない。
本当に、
天皇制って日本人そのものだなぁって思う。
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