ちょっと前に、
角幡唯介という冒険家と、
千日回峰行を成し遂げた僧侶の対談を、
NHKで見た。
その時ぼくは、
どちらの人のことも知らなかったけど、
命がけで何かを成し遂げた人同士の対話は、
ずいぶん面白かった。
てな流れで角幡氏の「空白の5マイル」、
という開高健ノンフィクション賞受賞作を読んで、
これまた大変に面白かった。
それとは別に、
先日本屋で、
山際淳二の「スローカーブをもう一度」
という短編集を思いつきで買って読んだら、
めっぽう面白い。
「江夏の21球」を収録した短編集だ。
その流れで今は沢木耕太郎の、
「破れざる者たち」という、
これまたスポーツドキュメント短編集を読んでいる。
イマココ。
で、
その短編集に次のような一文があり、
ひどく共感した。
人間は、燃えつきる人間と、そうでない人間と、いつか燃え尽きたいと望みつづける人間の、三つのタイプがあるだ、と。望みつづけ、望みつづけ、しかし“いつか”はやってこない。内藤にも、あいつにも、あいつにも、そしてこの俺にも……
そしれこの俺にも?
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