という、
ロバート・レッドフォード主演の映画に、
すごい感動した。
80歳近いレッドフォードが、
たった一人の登場人物。
ヨットが遭難する。
それだけの、
たったそれだけのストーリー。
セリフがない。
厳密にはあるけど、
ないに等しい。
遭難して、
浸水して、
無線機が壊れ、
マストが折れ。
主人公は次々に失っていく。
レッドフォードの演技が素晴らしい。
老いをさらけ出し、
感情の起伏を、
身体だけで表現していく。
ついにヨットを諦めなくてはならなくなり、
救命ボートに移る。
また嵐。
救命ボートも転覆する。
絶体絶命のギリギリで、
精神を保ち、
知恵を総動員する。
諦めたら終わり。
助かるためにできることは、
ただ諦めないこと。
何度も絶望しそうになりながら、
何度も気力を振り絞る。
インド洋を漂流するヨット。
表面的には何の共通点もないのに、
自分の人生とかぶる何かを感じた。
いい映画だ。
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