2015年9月17日木曜日

変貌

30年ぶりにニューヨークに行って、
いろいろ考えることがあった。

とても乱雑に言えば、

安心、
安全、
ニューヨーク

という感じ。

それはたぶん、
ニューアーク空港に着いて、
最初に会った日本人に、

ニューヨークは今やアメリカでも有数の安全な都市だ

と言われたことが大きく影響しているのだ、
とは思う。

あるいは、
21歳だった前回に比べて、
外国人恐怖症がマシになった、
というぼくの変化もあるのだと思う。

レジや受付で、
無愛想な対応をされても、
別に傷つかないほど、
面の皮は暑くなった。

いざとなれば、
大阪弁で文句でも言い返してやろうか、
ぐらいの気持ちでいた。
(そんな場面はなかったけど)

あるいは、
911を境にしてであろう、
圧倒的な警察官の数、
テニス場、
野球場、
観光施設。

主立った所に入るには、
これでもかというほどのセキュリティーチェク。

何より、
ジュリアーニ以来の、
徹底した治安政策の成果だろうか。

よくわからないのだけれど、

やっぱり30年前に来た時に感じた、
あの蒸せ返るような、
猥雑と暴力をたたえたエネルギッシュさ、
みたいなものが、
今回感じられなかったのは事実だ。

たぶん、
ぼくも変わり、
ニューヨークも変ったのだろう。

第一、
御堂筋線感覚で地下鉄に乗れるニューヨークなんて、
それはもう、
ぼくの知っているニューヨークじゃない。

ヒリヒリ感で言えば、
南米の旅の方がずっとあった。

ニューヨークは、
いつのまにかディズニーランドになろうとしているのだった。

最後に、
今回の旅で一番感動した瞬間の写真を。




















生イチロー。

かっこよすぎ。

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