全米オープン初戦敗退した錦織。
「自分のプレーは悪くはなかったが、相手が良かった。彼に好きなプレーをさせてしまった」
このコメントを読んで驚いた。
試合中に解説の修造が言ってたことと、
全く同じだったからだ。
それだけじゃない。
修造の解説は冴えまくっていた。
まるで錦織と心が完全に読めるかのようだった。
そもそも、
格下相手の試合前から、
この試合は要注意だと言ってた。
四大大会の初戦だから当たり前。
そう思っていた。
だが、
相手のペールのバックハンドが鋭いこと。
トリッキーなプレーをすること。
錦織にとって一番やりにくい相手だと、
口を酸っぱくして警戒していた。
1セットを落としたものの、
2、3セットを取っても、
修造は全く楽観してなかった。
圭がいいんじゃなくて、
相手がミスしてくれているだけだ。
4セットで錦織がマッチポイントを迎えたとき、
心底、
このセットで終って欲しい、
みたいなことを言っていた。
フルセットにもつれると危ないと。
錦織はフルセット試合に滅法強いにもかかわらず。
5セットに入ると、
心の体力が尽きかけていると表現していた。
体の体力は十分あるが、
心の体力が尽きると、
足が動かなくなるんです。
まるでその言葉に従うように、
錦織の動きは重くなり、
ミスを繰り返した。
こと錦織に関する限り、
解説は修造に限る。
本当に面白い。
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