2014年5月6日火曜日

動機

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」

という超なっげータイトルの本を読んだ。

今なら本屋に行けば山積みになってるアレ。

ぼくはAmazonで買ったんだけど。

これがまた実に面白かった。

中身はまさしくタイトルの通りで、
聖徳太子を「せいとくたこ」と読んでしまうさやかちゃんが、
ひょんなことから慶応合格を目指し、
1年半ほど猛勉強して本当に合格しちゃったという「実話」。

ウソみたいな実話。

これ、
東大だったら絶対無理だと思うんだけど、
慶応ならあり得る。

なんせ3教科だからね。

受験生ではなく、
受験生の子どもがいるわけでもないぼくにとって、
この本の一番の読みどころは、
さやかちゃんをいかにして「その気」にさせたかという部分。

筆者でもある塾の先生は、
心理学を駆使していくわけだけど、
そのプロセスがなかなか。

これから後輩に物事を教えていく時にも役立ちそう。

いやいや、
そういうハウツーも大事だけど、
一気に読めたのは、
さやかちゃんとその家族関係についても結構細かく描かれていて、
さやかちゃんの成長とともに家族関係も変化していく様子が、
読みながらうれしかったことも大きい。

家族も成長していく。

その一文になるほどなーと思う。

妻子いませんが(泣)

割とダークな家族関係なんかも描かれているのだけれど、
筆致は一貫して明るく、
文章は具体的で読みやすい。

こりゃ映画化決定だな。

ちなみに、
表紙などに出てくるギャルは、
さやかちゃん本人ではなく、
モデルさんだそうで。

え?
そんなこと、
しょうとくたいし並みに常識ですか?

ぼくは知らずに買ったんだけど、、、

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