最近お気に入りのテレビ番組のひとつが、
ミュージックポートレートだ。
2人のゲストが、
自分の人生の転機と、
その時に印象的だった曲を紹介し合う、
という企画。
野田秀樹と宮沢りえの回で、
野田が言っていたことが印象深い。
音楽で人生が変ったというようなことは、
ミュージシャンでもない限りはないだろうけど、
音楽で思い出される場面というのは誰しもあって、
でも、
その感じは自分以外にはわからない。
みたいな内容。
まったくその通り。
有名人でなくたって、
だれしも人生の場面を象徴する音楽はある。
その曲を聞けば必ず思い出される感覚。
そう、
だからたぶん、
この番組で語られるゲストの人生や、
その時々の音楽を聞いても、
ぼくらは
「へぇ」とは思っても、
彼らの中にわき起こる感情は、
絶対にわからない。
かすりもしない。
それこそが、
人間は孤独だということだ。
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