出社すると、
後輩が近づいて来て、
後藤さんのビデオ見ました?
と聞いてきた。
彼女はネットで探して見つけたのだけど、
周囲の誰も興味を示さなかったという。
ぼくの返事は、
もちろん見たよ。
すると彼女は、
名古屋の女子大生のツイッターも見ました?
と聞いてきた。
ぼくの返事は、
もちろん見たよ。
彼女はすごく嬉しそうだった。
好奇心のベクトルが一致したことに。
ぼくや彼女が健全なのかどうかは分からない。
でも、
「それ」を見る事ができるなら、
見るのが大人の使命のような気がする。
ぼくは後藤さんや、
香田証生君の行動の是非は、
あまり語りたくない。
彼らには彼らなりの思いがあったのだろう。
ぼくにできることは、
彼らが生きて死んだ、
そのことを忘れないことだ。
そのために動画を見る。
目をそらさずに見る。
網膜に焼き付ける。
そうすることしかできない。
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