2015年2月3日火曜日

一致

出社すると、
後輩が近づいて来て、

後藤さんのビデオ見ました?

と聞いてきた。

彼女はネットで探して見つけたのだけど、
周囲の誰も興味を示さなかったという。

ぼくの返事は、

もちろん見たよ。

すると彼女は、
名古屋の女子大生のツイッターも見ました?

と聞いてきた。

ぼくの返事は、

もちろん見たよ。

彼女はすごく嬉しそうだった。

好奇心のベクトルが一致したことに。

ぼくや彼女が健全なのかどうかは分からない。

でも、
「それ」を見る事ができるなら、
見るのが大人の使命のような気がする。

ぼくは後藤さんや、
香田証生君の行動の是非は、
あまり語りたくない。

彼らには彼らなりの思いがあったのだろう。

ぼくにできることは、
彼らが生きて死んだ、
そのことを忘れないことだ。

そのために動画を見る。

目をそらさずに見る。

網膜に焼き付ける。

そうすることしかできない。

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