あの日、
出勤前のテレビで見た映像、
出社途中の地下街で、
のんびり歩く人らに向かって、
心の中で叫んでいたこと。
今でも覚えている。
あの日のことは、
阪神大震災の時のことと同じように、
死ぬまで忘れることはないだろう。
当時録画したテレビ番組のいくつかは、
今でも消さずにおいてある。
時々見返す。
一方で、
被災地の人たちは、
あんまり当時のことを話さなくなったと、
テレビで言っていた。
思い出すのが辛いから。
阪神の時もそうだったように思う。
それは人間として当たり前の反応だと思う。
来る日も来る日も思い出していては、
身が持たない。
だからせめて年に1度、
311や117に思いっきり思い出す。
そのたびに、
当時のことの捉え方が、
少しずつ変って行く。
そうして心の整理をつける。
ただ、
絶対に整理しちゃいけないこともある。
東日本大震災でいえば、
原発事故のことだ。
4年たっても、
溶けた燃料の状態すら把握できていない。
総理大臣は完全にコントロールできている、
などと大ウソを繰り返す。
電力会社は虎視眈々と、
再稼働を狙っている。
原発ゼロでもう何年も、
日本は電力不足にもならず、
やっていけているというのに。
忘れない、
といいながら、
片や忘れさせようとする。
流されてはいけない。
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