親父が死んで7年以上たった。
墓参りになんかろくに行かず、
隣の部屋にある仏壇に手を合わせることも、
まぁない。
それでも、
ただの一日たりとも親父のことを思い出さない日はない。
それは大げさかもしれないけれど、
今でもぼくの頭の中にしょっちゅう出てくる。
それは親父が生前使っていた部屋を、
今はぼくが使い、
机も椅子も親父のだから、
ということもあるかもしれない。
そして、
今日からしばらく、
ぼくは親父が使っていた布団で寝る。
自分のは綿を打ちかえるため、
業者行きになるのだ。
親父よ。
夢には出て来ないでいいから。
鬱陶しいし。
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