高浜原発が臨界した。
反対の声はかき消されている。
なんか言い方は悪いが、
一度許してしまえば、
あとはなすがままである。
彼らは、
福島原発が爆発したあとも、
辛抱強く再稼働の道を探ってきた。
あの時点では絶対にありえないようなことを、
5年10年単位でひたひたと、
低姿勢でありながら決して諦めることなく、
蟻のように勤勉に前進してきた。
その労力を、
太陽光や風力発電の普及に注いでいれば、
今の日本は、
福島の教訓から学んだ偉い国になっていただろう。
日本は結局、
懲りない国である。
だから、
あれだけの犠牲を出して放棄したはずの戦争でさえ、
懲りずにまた始める恐れを拭えない。
というか、
きっとまたやるね。
原発の寿命は伸ばされ、
新しいのも作られ、
この国はまた原発漬けになるだろう。
この国は懲りない。
反省しない。
同じ過ちを繰り返す。
諦めなければ願いはかなう。
逆の意味で。
逆の意味で。
原発をなくしたいという思いより、
彼らの執念の方が勝ったということだ。
国家の執念に負けた。
素直に認めよう。
国も国民も同じ過ちを繰り返す国。
ニッポン
ニッポン