用事があって、
阪急メンズ館に行ったんだけど、
とても悔しい思いをした。
ありとあらゆるブランド品があって、
目の保養をしていた。
ふと目に留まったマネキンのジャケット。
確かアルマーニだったと思う。
近寄って、
マジマジ眺め、
ふとジッパーに手をかけた。
その時、
女性の店員が近づいてきた。
どうせおすすめされるんだろう。
ちょっと警戒していたら、
その店員、
ラムです。
僕はただうなづく。
店員は続けてこう言った。
ごじゅうにまんえんです。
その時、
僕は思わず、
ほぉーっ
と、
さも驚いたような表情を浮かべてしまった。
実際、
そんなにもお高いとは思わなかった。
実際そうなんだけど、
ついそんリアクションをしてしまったことが悔しかった。
さらに続けて間抜けな質問をしてしまった。
これ何革ですか?
店員は、
ゆっくりと言った。
こひつじです。
しまったと思った。
最初にラムですって言ったじゃないか。
つまり、
僕は最初っから緊張していたのである。
あの店員、
どう思っただろうか。
というか、
そもそも、
退散させたくて、
ごじゅうにまんえんです、
と言ったのではなかったのか。
悔しい。
いかにも小市民的反応をしてしまった自分が情けない。
これからは、
ああいう状況では、
どんなに高額を言われても。
そりゃあお買い得ですね〜
と言うことにする。
以上。
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