2016年1月31日日曜日

日本

高浜原発が臨界した。
反対の声はかき消されている。

なんか言い方は悪いが、
一度許してしまえば、
あとはなすがままである。

彼らは、
福島原発が爆発したあとも、
辛抱強く再稼働の道を探ってきた。

あの時点では絶対にありえないようなことを、
5年10年単位でひたひたと、
低姿勢でありながら決して諦めることなく、
蟻のように勤勉に前進してきた。

その労力を、
太陽光や風力発電の普及に注いでいれば、
今の日本は、
福島の教訓から学んだ偉い国になっていただろう。

日本は結局、
懲りない国である。

だから、
あれだけの犠牲を出して放棄したはずの戦争でさえ、
懲りずにまた始める恐れを拭えない。

というか、
きっとまたやるね。

原発の寿命は伸ばされ、
新しいのも作られ、
この国はまた原発漬けになるだろう。

この国は懲りない。
反省しない。
同じ過ちを繰り返す。

諦めなければ願いはかなう。

逆の意味で。

原発をなくしたいという思いより、
彼らの執念の方が勝ったということだ。

国家の執念に負けた。

素直に認めよう。

国も国民も同じ過ちを繰り返す国。

ニッポン

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