思い出す。
テレビであの津波を見てから出勤して、
途中、
梅田の地下街をのんびり歩く人たちに、
叫びたくなったことを。
爆発した原発を見て、
あってはならないことが現実になった時の、
真の唖然を味わったこと。
秋に名取町に行って、
何もない土地を歩きながら、
グーグルマップのストビューを見た瞬間の、
あたりに住宅が立ち並ぶスマホの画面を。
とかなんとか言いながら、
のうのうと6年も生きて、
原発をなくすこともできない、
僕ら残された者の行いを。
被災地からの避難者を、
いじめる心根を。
共有していたはずの思いを、
徐々に忘れ行く様を。
これが日本人だ。
僕ら日本人だ。
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